TwitterアカウントCan You Pet the Dog?は、『ファイナルファンタジーXVI』（以下、FF16）のトルガルをもっとなでようと呼びかけた。何度もなでることで得られるトロフィーがあるようだ。
『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイトとして鍛錬を続けていたが、悲劇へと巻き込まれていく。
トルガルは、主人公クライヴの相棒。幼少期から知り合い、長い時を経て苦楽を共にしていく。そしてバトルにおいても、重要な役割を担う。パーティーメンバーとして戦闘に参加し、敵を翻弄。クライヴと共に強敵を打ち倒すのだ。なお、トルガルは厳密に言えば狼である。
クライヴはそんなトルガルに対して、ふれあうことが可能。単純になでるだけでなく、おやつをやったりとかなり多種多様。まさしくPet（ふれあう）できる相棒というわけだ。そんな中、犬とふれあえるゲームを特集するアカウントCan You Pet the Dog?が、ちょっとだけ不満そうなつぶやきをしている。それは「トルガルをなでる回数」だ。
『FF16』をプレイした人なら一度はトルガルをなでたことがあるだろう。しかしながら、何度もなでなければ獲得できないトロフィーがあるという。具体的にいうと、5回以上なでると、「You Can Pet the Dog」なるトロフィーが獲得できる。狼のトルガルが犬にあたるかどうかはさておき、実は何度もなでることで得られるトロフィーが存在する、というのは興味深い。このトロフィーの取得率は6月26日23時時点で37%となっており、「もっとなでて」と、TwitterアカウントYou Can Pet the Dog?は言っているのである。
スクウェア・エニックスや『FF16』公式もこのツイートをメンション/引用。もっとトルガルをなでよう！と啓蒙した。その影響もあってか、記事執筆時点6月27日16時時点で、同トロフィー取得率は39.3%まで上昇している。何度かなでたことがあるプレイヤーは多そうなものの、5回以上なでるプレイヤーはやや珍しかったのかもしれない。
TwitterアカウントCan You Pet the Dog?は、もともと小規模な「ゲーム内犬なで」特集アカウントだったが、今では50万以上のフォロワーをもつインフルエンサーへと成長。TikTokアカウントもあり、そちらでもゲーム内の犬とふれあえる要素を紹介している。『FF16』に関連した話としては、同作の発売前に放送した生放送番組にて、作曲家の祖堅正慶氏が背景に映ったトルガルなどをなでている切り抜き動画を紹介。そもそも祖堅氏がかわいいとして人気を呼んでいる。トルガルは犬なのかという疑問はさておき、Can You Pet the Dog?が同作の人気獲得に一役買っているのは間違いなさそうだ。
『FF16』はPS5向けに発売中である。
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