マルチプレイ対応強盗FPS『PAYDAY 3』はUnreal Engine 4にて開発、発売後にはUE5に移行へ。クロスプレイ対応や課金要素など新情報公開

 

デベロッパーのStarbreeze Studiosは6月13日、クライムFPS『PAYDAY 3』について質問が数多く寄せられているとし、本作に関するFAQをSteam掲示板にて公開した。本作は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに9月21日に発売予定。

『PAYDAY 3』は、オンライン4人協力プレイ対応のクライムFPS『PAYDAY』シリーズの最新作だ。アメリカ・ワシントンDCを舞台とした前作『PAYDAY 2』から数年後、犯罪集団PAYDAY Gangはニューヨークにて新たな強盗計画に挑む。先日公開された上のゲームプレイ映像では、前作から引き継ぐ要素もありつつ、新たなアクションなどが導入されていることがうかがえる。

本作の開発においては、前作での独自ゲームエンジンではなくUnreal Engine(以下、UE)が使用されるとかつて言及されていたが、今回公開されたFAQでは、UE4で開発が進められていることが明らかにされた。そして、発売後にはUE5へと移行する計画だという。最新バージョンへの移行によって、本作にどのような変化があるのかは現時点では公開されていない。

ちなみに、同様のUEバージョンの移行を経た『フォートナイト』では、UE5の機能を用いて、リアルタイムにレンダリングされるオブジェクトなどの高精細化や、シャドウのディテール向上、ライティングおよび反射表現の向上などが実現している。またオープンワールド工場建設ゲーム『Satisfactory』においては、こうしたビジュアル面に加えてパフォーマンスの向上も見込めるとして本格移行が進められている。

このほかFAQでは、UEにて開発することにより、本作のPC版とコンソール版を“同じゲーム”として開発できるとも説明された。前作では、PC版が今もアップデートが継続されている一方で、コンソール版はサポートの欠如が指摘されている。『PAYDAY 3』では、そうしたことを繰り返さないという意思表明と受け取れる。


PAYDAY Gangのメンバーは、前作に引き続きダラス、チェインズ、ホクストン、ウルフが続投。担当声優については一部変更があるそうだ。そしてこの4人に加え、2人のギャングが新たに登場するという。追加キャラクターの詳細については今後発表されるとのこと。

本作には、少額課金要素が存在することも明らかにされた。プレイヤーはゲーム内通貨であるPAYDAY Creditを購入可能。PAYDAY Creditは、追加のコスメアイテムを購入する際に使用できる。なおコスメアイテムについては、ゲームプレイに影響を与えることはないと明言されている。少額課金要素は、あくまで見た目を変えるためだけということだろう。

このほか、本作はすべてのプラットフォーム間でのクロスプレイおよびクロスプログレッションに対応することも判明。他機種版の友人と一緒にオンライン協力プレイをしたり、PC版をプレイした続きをコンソール版でプレイしたりといったことが可能ということだ。


『PAYDAY 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに9月21日に発売予定。各ストアではすでに予約受付が開始されており、通常版のほかに、特別なゲーム内アイテムやシーズンパス、3日先行プレイ権が同梱される「SILVER EDITION」や「GOLD EDITION」も販売中だ。シーズンパスには今後配信されるDLCが含まれており、それらのDLCは個別配信もおこなわれる予定である。