“街全体がキャンバス”な水彩ペイントゲーム『Été』発表。人々と交流しながら作品づくり、真っ白な世界に色を取り戻す

 

デベロッパーのImpossibleは6月9日、ペイントアドベンチャーゲーム『Été』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年前半に配信予定。

『Été』は、ペイント要素と探索要素を組み合わせた、リラックスして楽しめる作品だという。ちなみに「Été」とはフランス語で夏を意味する言葉。本作にてプレイヤーは駆け出しの芸術家となり、ある夏のカナダ・モントリオールを訪れる。そして、この旅を通じて受けたインスピレーションをもとにした作品を制作していく。

モントリオールの街は自由に探索でき、ゲームを進めるなかで新たなエリアがアンロックされていく。また街自体が立体的なキャンバスになっているとのこと。公開されたティザートレイラーでは、街は真っ白な世界として表現され、筆を走らせるようにして本来の色を取り戻していく様子がうかがえる。そうすることで、日常の中に何気なく存在する素晴らしさに気づくことができるという。水彩画風のやさしいビジュアルも本作の特徴といえるだろう。



プレイヤーは自身のアトリエをもち、そこで作品制作をおこなう。スタンプを組み合わせるようなかたちで、キャンバスに自由に絵を描けるとのこと。まだ詳細は不明ながら、プレイヤーがいちから自分で描くというよりは、ある程度完成した絵柄をパーツとして利用する模様。スタンプは、街を彩るなかで新たなものを発見するたびに入手でき、アルバムにてコレクションできるそうだ。

また、街には芸術家のコミュニティが存在し、彼らと交流するなかで物語が展開。地元の人々からは作品制作の依頼を受けることもあり、要望に応じた作品を手がけることとなる。そのためにも街を探索し、スタンプを集めていくことになるのだろう。依頼に応えるには、パズルのようにして絵を完成させることになるとのこと。

『Été』は、PC(Steam)向けに2024年前半に配信予定だ。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。