『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』地上と地下には密接な関係性があるとの研究報告。アレの下にソレがある

 

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界には、3つの「層」が存在する。そのうち、地上と地下の構造や建造物の配置は密接に関連しあっているとして、プレイヤーたちが盛んに情報を交換しあっている。なお、本稿には地上と地下におけるコンテンツの攻略/ネタバレ情報が含まれるため注意してほしい。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、アクションアドベンチャーゲームだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。

本作ではリンクの行動範囲が上下に大幅拡張。はるか高空の空島を攻略したり、暗闇が支配する地下世界を探索したりできる。空・地上・地下それぞれの領域はほぼ等しく広大で、本作でのマップはそれら3層を切り替えて確認できる仕様となっている。そして地下と地上における建造物などの配置は、それぞれ「強い関連性」を帯びていることがプレイヤーたちの間で語られているのだ。


まず、もっともよく知られていそうな関連性といえば、「地上にある破魔の祠と、地下にある破魔の根の位置が対応している」という点だろう。これは地図を眺めているうちにふと気づいたりする者も多かったかもしれない。祠と根の位置を相互に照らし合わせて、未開放のものを補完しあったりと攻略に役立つケースもあるだろう。

しかし、地上と地下における対応は上述に留まらない。Redditにおけるこの話題を取り上げたスレッドでは、多数のユーザーらが知恵を寄せ合って気づいたことを報告しあっている。たとえば、「地上に馬宿があれば地下にはライネルがいる」「地上に墓があれば、地下には武器を差し出す幽霊がいる」といった知識だ。「対応性に初めて気づいた」といった内容の投稿も寄せられ、和気あいあいと情報が交換されている。


寄せられている情報のなかには、ほかにも役に立ちそうな情報は多い。「地上に町があるところの地下には廃鉱が、地上で目立った山になっているところの地下には採掘場がある」という知恵は、ゾナニウムをたくさん確保しておきたいユーザーの助けとなりそうだ。そして「女神像の地下には魔神像がある」「大化石の地下には闇化石がある」といった対になっている要素の情報も寄せられた。

なお、小さな報告としてはほかのRedditスレッドにも寄せられており、「秘湯の地下にはマグマが湧いている」という報告も。地熱で地下水が温められる温泉の成り立ちを考えると、リアリティのある世界づくりといえるだろう。


そして、地上と地下が対応しているのは、なにかが存在するポイントだけではない。「地上で水が存在するところは、地下で壁になっている」といった地形レベルでの類似も指摘されている。ハイラルの地下はよく観察すると、まるで表裏一体のごとく、地上の面影を残しているということだ。地上の地図を参照したり、地上での土地勘を活かしたりしてみると、地下の探索もはかどることだろう。また、地上と地下、はたまた空島の構造を慎重に照らし合わせてみると、いまだ誰も気づいていない対応性が浮かび上がってくるかもしれない。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。




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