『ストリートファイター6』Steamでの対戦格闘ゲーム史上最大の同時接続プレイヤー数を叩き出す。記録大幅更新

 

カプコンは6月2日、『ストリートファイター6』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S。この内Steamでは、対戦格闘ゲームとしての同時接続プレイヤー数の記録を更新したことが明らかになった。

『ストリートファイター6』は、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作だ。ゲームモードには、メインとなるファイティンググランド、『ストリートファイター』の世界を舞台にするシングルプレイストーリーモードのワールドツアー、そしてオンライン対戦などほかのプレイヤーとの交流を楽しめるバトルハブが用意されている。

参戦キャラクターは、リュウや春麗、ルーク、ケン、ガイル、ブランカ、ザンギエフ、ジュリ、キャミィなどシリーズおなじみのキャラクターたちに、新キャラのリリーやマノン、マリーザ、JPを加えた計18体が登場。ちなみに、1年目の有料追加キャラとしてラシード、A.K.I.、エド、豪鬼が今後順次配信予定となっている。

システム面においては、従来の操作方法に加えて、必殺技ボタンやアシストボタンが設定されたモダンタイプや、攻撃ボタンを押すだけで距離や状況に応じてキャラクターが適した動作を自動的におこなうダイナミックタイプが導入。またバトルの展開に合わせて、カプコン公式プロツアーの実況者や人気タレントがリアルタイムに実況・解説してくれるユニークな機能も搭載されている。

ついにローンチを迎えた本作は、さっそく盛況のようだ。ゲーム業界における売り上げデータなどを扱うYouTuberのBenji-Sales氏が、Steam版のピーク時の同時接続プレイヤー数が、対戦格闘ゲームを代表する『ストリートファイター』『鉄拳』『Mortal Kombat』各シリーズのいずれの作品の記録よりも上回ったと報告している。

Steamの非公式データベースサイトSteamDBにて、「Fighting」タグの付けられた作品の中から対戦格闘ゲームに絞って確認してみると、確かに『ストリートファイター6』は現時点でトップの同時接続プレイヤー数記録となっている。ピーク時に約6万6000人が、発売初日のあるタイミングで同時にプレイしていた。

ちなみに、2位は国内未配信の『ドラゴンボール ファイターズ』で約4万4000人、3位は同じく国内未配信の『Mortal Kombat 11』で約3万5000人、4位は『GUILTY GEAR -STRIVE』で約3万1000人となっている。なお、前作『ストリートファイターV』の記録は約1万5000人である。

https://www.youtube.com/watch?v=ue2FA5NlwzY

本作は、対戦格闘ゲームのアイコン的存在のひとつである『ストリートファイター』シリーズの約7年ぶりの新作とあって、ファンの注目度は高かったはず。また、これまでに実施されたベータテストや体験版配信などによって製品版への期待が高まっていたことや、PCでゲームをすることがより一般的になってきたことなども、今回のSteam版の同時接続プレイヤー数記録の更新に繋がった可能性があるだろう。

なお本作のSteam版では、配信開始直後に技術的な問題によりゲームを開始できないなどの問題が発生。不評レビュー投稿が相次ぎ、一時ユーザーレビューステータスが落ち込んでいたが、現在は問題が解決され「非常に好評」ステータスにまで回復している。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。