廃高層都市サバイバル『Forever Skies』Steamにて6月23日早期アクセス配信へ。荒廃したビル群を探索・冒険する期待作


デベロッパーのFar From Homeは6月1日、『Forever Skies』を6月22日に早期アクセス配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページ表記によれば、国内での配信は時差の関係で6月23日となりそうだ。

『Forever Skies』は、一人称視点のサバイバルアクションゲームだ。舞台となるのは、環境災害によって廃墟と化した地球。地上は有毒な塵が蔓延しており、そうした害から逃れるために人々は高層ビルを築いた。しかし、ビルが立ち並ぶ都市も廃れてしまった。プレイヤーは数百年ぶりに地球に戻ってきた人類のひとり。廃墟となった都市に降り立ち、探索しながら地球や都市に起きた異変を探っていくことになる。

廃墟では体力や空腹度に気を配りつつ、資源や遺物を収集していく。プレイヤーは宇宙から地球に戻ってきた人間ということで、高度なテクノロジーを携えている。そうした技術を活用しながら廃墟を探索するわけだ。スキャンによる分析のほか、リバースエンジニアリングによって前時代のテクノロジーも採取可能。アイテム収集だけでなく技術の抽出もまた鍵を握るだろう。

なおプレイヤーは廃墟に赴く際の足として飛行船を利用することになるという。飛行船は移動手段であるだけでなく、拠点であり、研究所でもある。集めた資源で船体強化なども可能だそうだ。新たなテクノロジーを獲得すれば、探索の幅を広げることが可能。また時には、病原体を見つけ家族の病を治療するために、下にある塵の世界に潜っていくこともあるという。埋め尽くす塵の世界。遺された謎のメッセージ。文明が残る高層ビル廃墟。いったい地球に何が起こったのか、その目で確認するのだ。


このたび本作の早期アクセス配信が日本時間6月23日に開始されることが発表された。本作は2022年1月に発表され、年内の早期アクセス配信開始が予定されていた。同年10月のSteam Nextフェスではデモ版が配信。しかしデモ版でのフィードバックを受けて、開発方針を変更し、早期アクセス配信開始を延期することが発表された。

デモ版では8万人以上のプレイヤーが本作を遊び、多数の好意的・建設的なフィードバックを寄せていたという。これを受けて開発元は、早期アクセス配信時のプレイヤー数が、当初の予測よりもはるかに多くなりそうであると判断。早期アクセスとして少しずつアップデートする予定だった方針は、より仕上がった状態で早期アクセス配信開始する方針へと変更された。また当時、フィードバックを反映し、大規模なブラッシュアップをおこなうことも詳細に伝えられていた(関連記事)。そうした経緯を経て、今回早期アクセス配信開始日が日本時間6月23日に決定したかたちだ。


本作を手がけるのはポーランド・ワルシャワに拠点を置くFar From Home。2020年に設立され、スタッフはそれぞれゲーム開発キャリアのあるクリエイターだという。スタジオ設立者であるAndrzej Blumenfeld氏は、『Dying Light』にてリードプログラマーを務めた人物。スタジオは主に『Dying Light』シリーズや『Divinity Original Sin』シリーズなどに携わったスタッフなどがいるようだ。

本作の早期アクセス配信期間は約1年間が予定されている。早期アクセス配信開始時点で広大な世界を探検できる仕組みが数多く用意されているそうで、約30時間のゲームプレイが想定されているという。早期アクセス配信中にはバグ修正などのほか各種要素も追加予定。また4人協力プレイへの対応も計画されており、早期アクセス配信後にできるだけ早く実装予定とのことだ。なお早期アクセス配信中には価格は変更されないそうだが、正式リリース時には価格変更も予定されているという。


デモ版でのフィードバックを受けて磨き上げられ、満を持して早期アクセス配信開始となる『Forever Skies』。荒廃した高層ビル群でのサバイバルと探索の日々を心待ちにしておこう。

『Forever Skies』は、PC(Steam)向けに6月23日に早期アクセス配信開始予定だ。