Paradox新作ファンタジー戦略ゲーム『Age of Wonders 4』発売後4日間で売上25万本達成。シリーズ最速の売れ行き


Paradox Interactiveは5月10日、『Age of Wonders 4』の売上が4日間で25万本を突破したことを発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびPS5/Xbox Series X|S。

『Age of Wonders 4』は、ファンタジー世界を舞台とするターン制ストラテジーゲーム『Age of Wonders』シリーズの最新作だ。本作はジャンルとしては、いわゆる4Xストラテジーゲームとなる。探索(explore)をしながら拠点を拡張(expand)し、拠点や技術を開発(exploit)。そうして自陣営を強化して、敵のせん滅(exterminate)あるいは外交などで勝利を目指す。

戦闘発生時には戦闘結果のみを反映させるシンプルな方式のほか、ユニットを操作して戦う方式も選択可能。局地戦用のマップに切り替わり、ユニットごとの移動先や行動を選択する戦闘が展開される。プレイヤーの戦術で劣勢を覆すことも可能なシステムが持ち味だ。

また指導者となるキャラは、自分好みにカスタマイズ可能。指導者の見た目を細かく設定できるほか、帝国の社会形態なども選択できる。そうして作成した指導者を、次回以降のゲームに参戦させることも可能。以前自分が使ったキャラとの戦争、あるいは同盟関係を築く遊び方もできる。



そんな本作はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、5月3日に発売。このたび本作の売上が4日間で25万本を突破したことが発表された。すべてのプラットフォームでの、通常版とPremium Editionを合計した売上とのこと。シリーズでもっとも勢いのある売上を見せているそうだ。

今回の売上記録達成に際して本作ディレクターのLennart Sas氏は、シリーズファンと新規プレイヤーの双方から歓迎されている点をとても嬉しく思うとコメント。開発チームはSNSでシェアされるカスタム派閥や巧みな戦略といったユーザーたちの反響を楽しんでいるそうだ。今後も本作に向けては数多くのアップデートが計画されており、サポートを継続していくという。

本作を手がけるTriumph Studiosは『Age of Wonders』シリーズのほか、『Overlord』シリーズを手がけてきたスタジオだ。直近で発売された『Age of Wonders: Planetfall』を含め、これまで同スタジオが手がけた作品のほとんどがSteamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得している。シリーズの人気やスタジオ作品への信頼感が、好調な売上に貢献したかたちだろう。


本作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で4300件以上のレビューを集め、うち83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。シリーズ作の持ち味を継承している点や、3Dグラフィックで構築されたファンタジー世界にて没入感あるゲーム展開を楽しめる点などが好評だ。またSteamでの同時接続プレイヤー数は、現時点で最大4万2877人を記録。連日ピーク時には3万人以上の同時接続プレイヤーを集めており、盛況を博している(SteamDB)。

なお本作に向けては「Expansion Pass」および「Premium Edition」所有者向けに4種類のDLCが提供予定。第1弾となる「Dragon Dawn」は今夏の配信が予定されているそうだ。

『Age of Wonders 4』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびPS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。