終末犬ハクスラ『メタルドッグス』Steam版正式リリース。3匹の犬が戦う、『メタルマックス』シリーズのスピンオフ


国内のゲーム開発会社24Frameは3月24日、『METAL DOGS(メタルドッグス)』Steam版を正式リリースした。同作においては、3月3日に海外向けのNintendo Switch版がリリースされている。プレスリリースによると海外向けNintendo Switch版を皮切りに、Steam版も正式リリースすることとしたそうだ。

※ 早期アクセス開始後に公開されたトレイラー

『メタルドッグス』は、犬たちが銃火器を使って敵と戦う、見下ろし型のシューティング・アクションRPGである。本作の舞台は、大破壊によってほとんどの人類が死んだあとの日本。主人公は、銃やミサイルなどを装備して戦う、戦闘犬のポチだ。

主人公のポチは、自分を置いて去った主人を探して、荒廃した世界を巡っていた。しかしある時、危険なエリアへと足を踏み入れ、敵の攻撃により倒れてしまう。その後、謎の老科学者Dr.ミンチが倒れていたポチを発見し、ポチを蘇生。ポチは荒廃した富士山麓の集落を拠点に、いなくなった主人を探してダンジョンを冒険することになる。またゲームの進行にあわせて柴犬のポチ以外に、プレイアブルキャラクターとしてドーベルマンのベルとブルドッグのボナンザも登場。『メタルマックス』シリーズのスピンオフ作品として、3匹の犬たちの戦いが描かれる。


戦闘犬たちは、モンスターや危険な賞金首たちを相手に戦いを繰り広げていく。本作でプレイヤーはクエストを受注し、敵の待ち受けるステージへと挑戦する。戦闘犬たちの行動としては、装備した3つの銃火器やアイテムの使用、ダッシュによる回避、首輪によるラッシュ(いわゆるボム)などが存在している。攻撃を移動やダッシュで避けつつ、装備した銃火器で敵を殲滅していくわけだ。

またクエスト内などでは、新たな銃火器が入手できる。銃火器の種類としては装弾数が多く射程の短い機銃や、火力は高いが単発攻撃の大砲などが存在している。さらに、各武器にはランダムなオプションが付属しており、同じ武器であっても性能が少しずつ異なる。本作では、新たな装備の入手などによって戦闘犬の能力を強化。オプションや特性も考慮して3つの武器を装備することで、ミッションをクリアしていくのだ。そのほか要素としては、プレイアブルキャラクターの戦闘犬3匹には、ドーベルマンのベルは素早い、ブルドッグのボナンザは体力が多いといった特徴が用意されている。ゲームモードとしては通常のノーマルモードと、ハードコアモードが存在。ハードコアモードでは死亡時に装備がロストし、セーブにアイテムが必要になるなど、ハードな戦いが待ち受けている。


本作を開発しているのは、国内のゲーム開発会社24Frameである。同社の公式サイトによると、『メタルマックス』シリーズなど多数のコンソール作品などに関わってきたという。本作は『メタルマックス』シリーズ30周年を記念した、シリーズ初のスピンオフ作品として開発。Steamでは2021年8月より早期アクセス配信が実施されてきた。Steamのユーザーレビューでは、625件中84%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

プレスリリースによると、本作の海外向けNintendo Switch版を3月にリリースしたことを皮切りに、Steam版を正式リリースすることになったのだという。また本作関連の情報としては、2022年12月のアップデートで、てつなべやマフラーなどを含むアクセサリーがゲーム内に登場。クリア後を対象としたクエストも追加されており、『メタルマックス』シリーズでも人気が高いというダイダロス/軍艦サウルス/Dr.ラフレシアがボスとして待ち受けている。

メタルドックス』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。Steamでの通常価格は税込2380円。3月24日からは、正式リリースにあわせて30%オフのセールも実施されている。