ローグライト入植地建設シム『Against the Storm』Steam版の売上が30万本を突破。日本でも好調

 

パブリッシャーのHooded Horseは2月11日、ダークファンタジー入植地建設シミュレーションゲーム『Against the Storm』について、Steam版の売り上げが30万本を突破したことを明らかにした。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)にて早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Against the Storm』は、ローグライク要素のある入植地建設シミュレーションゲームだ。舞台となるのは、永遠に雨が降り続けるファンタジー世界。プレイヤーは女王に任命された提督として未開の地へと赴き、入植地を作り発展させることを目指す。住民には人間のほかに、ハーピーやビーバー、リザードといった種族がおり、それぞれの特性を活かしながら、また彼らのニーズを満たすべく入植地を建設するのだ。

本作では、得られる資源や建造物などにランダム要素が導入。また、ブライトストームと呼ばれる脅威など多くの危険への対処や、さらに女王の怒りを買わないことも求められる。もし開拓地が壊滅したら提督の遠征は終了。資源やアップグレード、経験値を引き継ぎ、また新たな荒野へと旅立つこととなる。もしくは目標を達成することでクリアとなり、やはり新たなマップの開拓へと進む。


本作は2021年10月にEpic Gamesストアにて、そして2022年11月にSteam/GOG.comにて早期アクセス配信が開始。Steamのユーザーレビューでは、現時点で96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。ローグライク要素の導入により、1回の開拓作業を比較的コンパクトにまとめつつ、街づくりの美味しい部分を何度も楽しめる点などが評価されているようだ。インディーゲーム界における大きなアワードのひとつIndependent Games Festival 2023では、本作はExcellence in Designにもノミネートされている。

そして本作は、Steam版のみの数字ではあるが、早期アクセス配信開始から3か月間ですでに売り上げ30万本を超えたとのこと。またHooded Horseによると、日本では全体の5%を超える約1万5000本を記録しているそうだ。同社は日本向けの展開に力を入れており、日本語対応に積極的。本作も日本語に対応しており、ゲームの評価の高さと相まってそれだけの売り上げに繋がったのだろう。また、Hooded Horseは、パブリッシング作品の日本向けストアヘッダー画像に、日本語を盛り込んでいるのも印象的な点だ。たとえば、本作では「ダークファンタジーシティービルダー」とのカタカナ表記が目立つ。日本マーケットへの意識を感じさせ、印象に残っている国内ユーザーも多いことだろう。

『Against the Storm』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中。本作に向けては定期的なアップデートが続けられており、早ければ年内にも正式リリースされる見込みとなっている。