『モンスターハンターライズ:サンブレイク』エスピナス亜種の開発者ソロ狩りに称賛集まる。公式がうますぎる


カプコンは9月22日、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の公式Twitterアカウントにて開発者によるプレイ映像を公開した。映像では、9月29日配信予定の無料タイトルアップデート第2弾にて追加予定のエスピナス亜種を、開発者がソロプレイにて狩猟する様子が確認できる。その鮮やかな腕前に、ユーザーからの注目が集まっているようだ。

公開映像で開発者はスラッシュアックスを使用。強力なものの移動が遅く攻撃時にゲージを消費する剣モードと、ゲージ回復可能で足回りのいい斧モードを使い分ける武器種だ。また開発者は、ベースキャンプエリアに存在するヌリカメをしっかりと捕獲したことが確認できる。ヌリカメは所持していれば、一定以上の体力がある状態で大ダメージを受けても体力が1だけ残るという猟具生物。装備スキルなどでいうところの「根性」相当の効果を備えており、強力なモンスター相手に重宝する猟具生物だろう。熟練のハンターだからこそ準備に抜かりない一面がうかがえる。

エスピナスおよびその亜種は、発見時は基本的にすやすやと寝ている。執拗な攻撃を受けたときのみ激昂し、隠していた凶暴性をあらわにするモンスターだ。映像では睡眠中の攻撃シーンは丸ごとカットされ、起床時の咆哮から戦闘シーンが始まる。ここで注目してほしいのが、咆哮をステップで回避している点だ。剣モードでエスピナス亜種を斬りつけ続け、咆哮直前で攻撃をやめてステップの無敵時間を利用し、華麗に回避している。


咆哮時の隙に攻撃され続けたエスピナス亜種はそのまま怒り状態に移行。今度の咆哮は惜しくも回避とならなかったものの、その後も開発者による鮮やかなプレイは続く。エスピナス亜種の足元に陣取って剣モードで斬り続けつつも、モンスターの攻撃はステップで安定して回避している様子だ。

ほかには、エスピナス亜種が負けじと必殺級の大技である溜めブレス攻撃を放つシーンもお披露目。頭を大きく上に持ち上げて体を震わせ、自分の背後に巨大なブレスを放ちながら飛び上がるエスピナス亜種。画面がブレス攻撃の爆発と毒煙のエフェクトで覆われる中、そこには悠然とエスピナス亜種の方に歩いていくハンターの姿があった。ほとんど視認できないものの、開発者は無敵時間を使った溜めブレスの回避に成功していたのだ。その後開発者はカウンターとばかりに、エスピナス亜種の頭部に属性解放突きをお見舞い。フィニッシュ後の吹っ飛びを鉄蟲糸技でキャンセルし、隙を抑えるという徹底ぶりだ。


その後もオトモアイルーの秘伝サポート技によるネコ式撃龍槍が発動した際に武器を研ぐ、放たれたブレス攻撃を真っ向からローリング回避しつつ攻撃に転じる、といった腕前の光るプレイが炸裂。見事に、そして難なくソロでの討伐に成功し、映像は終わっている。

なお今回のプレイは東京ゲームショウにて出展されていた、特別仕様の高難度クエストでおこなわれているとのこと。制限時間がたったの15分なほか、モンスターの火力なども強化されているものと思われる。単にエスピナス亜種をソロで討伐する動画ではなく、高難度仕様のクエストをクリアする動画だったわけだ。そうした背景も踏まえてか、リプライ欄にはユーザーの賛辞が寄せられており、“プロハン”との賞賛を送る投稿も散見される。

一方で、今回のスラッシュアックスの装備には回避性能スキルが発動していた点を指摘するユーザーも。東京ゲームショウでの高難度クエストでは使用装備が武器種ごとに定められており、スラッシュアックス用の装備にはLv5の回避性能スキルが備わっていた。映像でのエスピナス亜種の溜めブレスや突進攻撃の無敵時間を利用した回避は、同スキルなしでは難しいかもしれない。実際に討伐する際には留意したいところだ。


なお映像のハンターは闇雲に回避を連発していたわけではなく、エスピナス亜種の攻撃モーションにあわせて必要な回避のみをおこなっていた点には注目したい。また回避だけでなくゲームシステムを活用して効率化を狙う場面も随所に見られる。いわゆる“フレーム回避”を回避性能なしで連発していたわけではないものの、巧みな腕前が発揮されていた点は相違ないだろう。

ちなみに本作の公式Twitterアカウントは、前回の無料タイトルアップデート第1弾配信前にもナルガクルガ希少種の討伐動画を公開していた。そちらでは、ひるみ軽減スキルを付けていないハンターがひるみまくる様子がユーザーから妙な注目を集めていた(関連記事)。前回のお茶目な討伐模様から一転、今回は開発者による鮮やかなソロ討伐動画が披露されたわけだ。あるいは、名誉を挽回しようという試みだったのかもしれない。

『モンスターハンターライズ:サンブレイク』無料タイトルアップデート第2弾は、9月29日配信予定。エスピナス亜種のほか、タマミツネ希少種や傀異克服したオオナズチなど多彩な追加コンテンツが登場する見込みだ。



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