Cygamesは8月25日、『ウマ娘 プリティーダービー』のバランス調整を発表した。対象となるのは、8月24日に追加された基礎能力の上限突破と、新シナリオに関するバランス。1200以上の基礎能力の影響度が調整されるほか、新シナリオで取得できるスキルPtについても調整予定とされている。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在する競走馬の名前と魂を継承したウマ娘たちが繰り広げる、クロスメディアコンテンツ。ゲーム版は、プレイヤーがトレーナーとなりウマ娘たちを育てる育成シミュレーションゲームだ。本作では8月24日のアップデートにて、新シナリオ「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ（以下、グランドライブ）」が実装された。同シナリオの実装にあわせて、シナリオや因子による基礎能力1200以上への育成も導入。新シナリオ「グランドライブ」と従来の上限を超える基礎能力によって、新たな環境での育成やレースが期待されていた。
基礎能力をどこまで上限突破できるかは、選択したシナリオと因子によって決まる。最初期から存在する「新設！URAファイナルズ」では全ステータスの上限が1400まで上昇。1周年にあわせて実装された「Make a new track!!～クライマックス開幕～（以下、メイクラ）」はスタミナ1900/賢さ1500まで上限が上昇し、ほかの能力は上限に変化なし。新シナリオ「グランドライブ」ではスピード1600/スタミナ1300/パワー1300/根性1500/賢さ1300とバランスよく上限が上昇している。
また新シナリオ「グランドライブ」で育成した場合には、上限を突破できる分基礎能力を高く成長させることはできるが、メイクラよりもスキルPtは稼ぎづらい。そのためグランドライブで育成した場合の強みは、上限突破分のステータスにあると考えられていた。しかし現在トレーナーの間では、検証の結果1200を超えて上昇させた分の基礎能力の影響は非常に小さいと考えられている。検証結果が正しい場合、グランドライブの強みはなくなり、チャンピオンズミーティングを前提とするならメイクラでの育成が有利となる。
1200を越えた分の基礎能力の影響が小さいことは、公式のお知らせなどにも記載されていた。しかし、グランドライブよりもメイクラのほうが強いウマ娘が育てやすく、事実上環境に変化がないこと。グランドライブでの育成に向いたサポートカードが新たにガチャ形式でリリースされていること。メイクラでの1回の育成時間が1時間弱と長く、グランドライブでは40分ほどに改善されていた点などもあいまって、トレーナーの間では大きな落胆が広がっていた。
【UPDATE 2022/8/25 21:30】
現環境についての記述を調整
今回明かされたバランス調整では、まず基礎能力を1200以上へ成長させた場合の、レースにおいてウマ娘に与える影響度が調整される。発表によれば、運営が想定するバランスとは異なるバランスでリリースされていたため、調整が実施されるそうだ。またあわせて、新シナリオ「グランドライブ」で獲得できるスキルPtにも調整が加えられる。こちらも想定と異なるバランスでリリースされていたといい、育成しやすくなるような調整が加えられるそうだ。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、PC（DMM GAMES）/iOS/Android向けに配信中。発表されたバランス調整については、内容および日程が決まり次第、お知らせに追記されるそうだ。
