『風のクロノア 1&2アンコール』がSteamでいきなり大好評。丁寧なリマスターが功を奏する

『風のクロノア 1&2アンコール』が、Steamにて高い評価を得ているようだ。発売直後にして、Steam全体でもトップクラスの高評価となっている。

風のクロノア 1&2アンコール』が、Steamにて高い評価を得ているようだ。本作は各コンソールおよびSteam向けに先日リリースされたばかり。発売直後にして、Steam全体でもトップクラスの高評価となっているのだ。


『風のクロノア 1&2アンコール』は、1997年発売の『風のクロノア door to phantomile』と、2001年発売の『風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜』をセットにし、現代機やPC向けに移植したリマスター作品だ。いずれも2.5Dアクションゲームであり、主人公であるクロノアは、リングの精ヒューポーなどとともに冒険をおこなう。

両作の基本システムは共通部分も多く、たとえばリングをかざすと飛び出す風玉がある。これを使えば、敵を捕まえて持ち運ぶことができ、ほかの敵にぶつけたり、敵を足場にして2段ジャンプしたりといったアクションが可能となる。さらにステージのギミックなども駆使し、またアイテムを獲得しながら進み、ステージのゴールを目指すのだ。ファンに根強く愛され続けてきたシリーズであり、今回のリマスター版発表・発売に歓喜した者も多いだろう。


本作PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch版は7月7日に発売。昨日7月8日には、Steam版がリリースされたばかり。本作のSteamストアページには、早速多くのユーザーレビューが寄せられている。その件数は記事執筆時点で300件で、そのうち実に99%が好評。現在は「非常に好評」ステータスであるものの、この評価のままレビュー件数が伸びればじきに「圧倒的に好評」となるだろう。

ユーザーレビュー好評率が100%に迫るタイトル例としては、『Portal 2』『Terraria』『Stardew Valley』『Hades』などの、押しも押されぬ高評価作がある。ただし、これらの作品はレビュー件数も膨大だ。より『風のクロノア 1&2アンコール』に条件が近い高評価作品としては、『Ib』リメイク版が挙げられるだろう。こちらは弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシャーPLAYISMが発売するホラーアドベンチャーゲーム。同作のSteamにおけるユーザーレビューは、記事執筆現在1077件中で99%が好評の「圧倒的に好評」ステータスだ。

『風のクロノア 1&2アンコール』含め、リメイク・リマスター作品が高評価を受ける背景には、リリース前からファンがいるという点もあるだろう。オリジナル版からの根強いファンたちが中心に購入し、好評を投じるため、評価が高くなりやすいという見方だ。一方で、そうした高評価リメイク・リマスター作品が既存ファンの評価を受けられるのも、現代向けの入念な作り込みがあってこそだろう。

たとえば、『風のクロノア 1&2アンコール』のレビュー内容を紐解いてみると、オリジナル版の操作感や魅力を忠実に移植している点が好評。グラフィックの向上や難易度設定の追加などのリマスター版独自要素も喜ばれている様子だ。また、「『風のクロノア』シリーズを今回初めて遊んだ」とする好評レビューも存在する。既存ファンを納得させることはもとより、過去の傑作の魅力を新規プレイヤーにもしっかりと届ける作り込みこそが、高評価の理由だと考えられる。


『風のクロノア 1&2アンコール』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売中。



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Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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