デッキ構築村づくり防衛ゲーム『These Doomed Isles』発表。カードで生み出し守る、困難だらけの村づくり

 

デベロッパーTriplevision Gamesは3月23日、『These Doomed Isles』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『These Doomed Isles』は、デッキ構築型の村づくりゲームだ。プレイヤーは名もなき島を開拓し村を作り出す。さまざまな環境を生み出し、施設を整えるわけであるが、本作のユニークな要素として「カード」によって、村づくりができる。各ターンで手元にあるカードを使い、木々から川から山まで構成。家までもカードで建て、人を呼び込んで集落を作っていく。

カードに秘められた施設や環境には、それぞれ効果が存在。キャビンを作れば人が住み着くほか、税務署を作れば、お金が集まるが幸福度が下落。倉庫を作れば食料を貯蔵でき、農場を作ることで秋ごとに食料を獲得できる。出生率を上げるといった魔法じみたカードも存在するようだ。またカードを育てていくこともできる。提示されたカード群からカードをゴールドで購入することが可能。自分だけの村づくりデッキを構築するのだ。


そして本作では、さまざまな脅威が島を襲い来ることも特徴。賊が島を攻めたり、自然災害が発生したり、多彩な困難が村を襲う。疫病が伝染したり、飢饉に見舞われることも。村人は守れるか。食料は確保できるか。災害に備えるとともに、困難が起こった後の立ち直りが重要になるだろう。カードによって、村の宿命が左右される。すべてはデッキ構築が鍵を握るのだ。


本作を手がけるTriplevision Gamesは、Andrew Stewart氏のスタジオだ。イングランドのシェフィールドに拠点を構えている。これまでには、横スクロールアクションゲーム『Mable & The Wood』を開発。『These Doomed Isles』については、イギリスの支援プログラムUK Games Fundから支援を得て開発中。今回、正式にお披露目になった。

デッキ構築と村づくり、そして村防衛が融合された野心的なシステムが印象的だ。かなりごちゃまぜ感が強いが、コンセプトは意欲的。ゲームバランスが評価を左右しそうである。『These Doomed Isles』はPC(Steam)向けに発売予定だ。