Take-TwoがZyngaを買収へ、約1兆4600億円の巨額買収。両社のモバイル事業を統合、Zyngaブランドは継続

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パブリッシャーのTake-Two Interactive(以下、Take-Two)とZyngaは1月10日、Take-TwoがZyngaの発行済株式をすべて買い取るかたちで合併すると発表した。総額127億ドル(約1兆4600億円)という、ゲーム業界では最大規模の巨額買収となる。

Take-Twoは、Rockstar Gamesや2K、Private Divisionなどを傘下にもつ大手パブリッシャーだ。一方のZyngaは、モバイル・ソーシャルゲームの大手メーカー。Facebook向けの『FarmVille』で一世を風靡し、その後も『Zynga Poker』や『CSR Racing』シリーズなどで数多くのユーザーを獲得。最近では、Nintendo Switch向けに『Star Wars Hunters』も開発している。

今回の買収についてTake-Twoは、インタラクティブ・エンターテインメントビジネスにおけるふたつの世界的リーダーが統合することとなり、同社は業界最大級のモバイルゲームパブリッシャーになるとコメント。また、両社それぞれが生み出し拡大させてきたIPにも触れ、この分野でもっとも多様性のあるポートフォリオを持つことになるだろうとした。

具体的には、Take-Twoの『GTA』や『レッド・デッド・リデンプション』『Midnight Club』『NBA 2K』『バイオショック』『ボーダーランズ』『Civilization』『Kerbal Space Program』などのほか、Zyngaの『FarmVille』や『Empires & Puzzles』『Golf Rival』『Harry Potter: Puzzles & Spells』『トゥーンブラスト』などのIPが挙げられている。Take-TwoのこうしたIPをモバイル向けに展開したり、Zyngaが培ってきた基本プレイ無料型のビジネスモデルを活かしてクロスプラットフォーム展開を目指したりといったことも、視野に入れているとのこと。


Take-TwoのCEO Strauss Zelnick氏は、買収後には両社の補完的な事業を統合するとともに、より大きな規模で運営していくとコメント。最初の2年間で年間1億ドルのコストシナジーを実現するなどし、両社の株主に大きな価値を提供するとした。一方のZyngaのCEO Frank Gibeau氏は、2021年は素晴らしい業績をあげたと振り返ったうえで、ゲーム業界の次なる時代のリーダーとして、大きく成長するためのパートナーを見つけることができたと述べた。

Take-TwoによるZyngaの買収は、今後数か月のうちに完了する見込み。合併後は、Zyngaの経営陣が両社のモバイル事業の統合を監督することとなり、Zyngaブランドとして運営していくとのことだ。

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