Nintendo Switchを大画面で“携帯モードプレイ”できる「ORION」を周辺機器メーカーが開発中。総重量は約1kg

 

ゲーム周辺機器メーカーUp-Switchが、Nintendo Switch向けの周辺機器「ORION」を開発中だ。Nintendo Switchの携帯モードを大画面でプレイできる製品となっており、Indiegogoでのクラウドファンディングに成功。間もなく出荷が開始されるという。
 

 
ORIONは、11.6インチの液晶ディスプレイを搭載するモバイルモニタであり、くわえてNintendo Switch本体を直接接続できる機構をもつ製品だ。本体の背面にあるカバーを開けると、Joy-Conを取り外したNintendo Switch本体を挿せるドックが存在し、ゲーム画面をディスプレイに映し出すことができる。なおNintendo Switchは、有機ELモデル・通常モデル両対応とのこと。

さらに、本体の両サイドにはJoy-Con用のレールとグリップを配置。ここにJoy-Conを装着すれば、大画面での携帯モードプレイが可能になるというわけだ。バッテリーは内蔵していないため、USB Type-C端子に電源を接続して使用するかたちとなり、本体背面にはモバイルバッテリーをバンドで固定するための構造も設けられている。ちなみに、ORION本体の重量は1.6ポンド(約725g)とのことなので、Nintendo Switch本体やモバイルバッテリー込みだと1kg強となるだろう。
 

 
ORIONは、ステレオスピーカーやヘッドフォンジャックのほか、キックスタンドも搭載しているため、手で保持せず机に置いてゲームをプレイすることもできる。またHDMI入力端子も用意されており、通常のモバイルモニタとして、ほかのゲーム機などでも利用可能だ。なお、ディスプレイはIPS液晶で、解像度は720p(1080p入力にも対応)。リフレッシュレートは60Hzとのこと。

本機を手がけるUp-Switchは、ディスプレイを搭載するゲーム機用キャリングケースを発売していたGAEMSの設立者らが新たに立ち上げたメーカーだ。世界中の多くのゲーマーがNintendo Switchを外出先で楽しんでいるが、小さなディスプレイでは物足りないだろうとして、ORIONを開発したという。
 

 
ORIONは、クラウドファンディングサイトIndiegogoにて予約受付中。価格は約2万8000円となっているが、現時点では日本への発送には対応していない模様である。開発元は、アジア圏向けの一般販売について計画していると述べているため、続報に期待したい。