自在合体シューティングゲーム『ソルクレスタ』2022年に配信延期。キャラバンモードや縦画面モードの実装などが決定

プラチナゲームズは11月3日、縦スクロール・シューティングゲーム『ソルクレスタ』について、2022年に配信延期すると発表した。これまでは12月9日配信予定とされていた。

プラチナゲームズは11月3日、縦スクロール・シューティングゲーム『ソルクレスタ』について、2022年に配信延期すると発表した。これまでは12月9日配信予定とされていた。新たな配信日は、年明けに改めて案内するとのことだが、「そう遠くない未来にお届け」できるように開発を進めているそうだ。


『ソルクレスタ』は、1980年代に日本物産が手がけたシューティングゲーム『ムーンクレスタ』『テラクレスタ』の続編だ。両作の権利を保有する株式会社ハムスターの協力を得て、プラチナゲームズが開発中。神谷英樹氏が総監督とシナリオを担当し、プロデューサーは鷲阪崇人氏、ディレクターは佐藤貴宣氏が務める。また、楽曲は古代祐三氏が提供している。

本作にてプレイヤーは、太陽奪還組織ソルクレスタの最新鋭合体型戦闘機ヤマトに乗り込み、大宇宙暗黒組織メガ・ゾファーに支配された太陽、およびすべての太陽系惑星の奪還を目指す。ヤマトは、壱號機 アマテラス・弐號機 ツクヨミ・参號機 スサノオという最大3機で構成され、自由に分離・合体可能。アマテラスはレーザー、ツクヨミはミサイル、スサノオはドリルといったかたちでメイン兵装が異なり、合体時には組み合わせ順によってショットが変化。そして分離時には、特定のフォーメーションを組むことによって、強力なフォーメーションショットを撃つことが可能だ。

*発表は20分34秒あたりから。


今回の発売延期発表は、本日11月3日に放送された「『ソルクレスタ』神谷英樹のごめんなさい生放送」のなかでおこなわれた。延期理由としては、開発中にやりたいことがどんどん出てきたためだと説明。当初は、シンプルな作品を想定していたそうだが、歴史あるシリーズの続編であることや、ユーザーの期待に応えるためにと、要素が増えていったという。そして、それらを作り込み磨き上げることがゲームのクオリティに繋がると信じているため、スケジュールよりもクオリティを死守することを優先する判断をしたとのこと。

放送では、本作のステージ2のゲームプレイが、神谷氏と鷲阪氏の解説とともに披露された(29分20秒あたりから)。また、ゲームの遊びやすさを考慮して、一部フォーメーションの仕様を変更したことも明かされた。たとえば、縦に3機が一直線に並ぶフォーメーションでは、これまでは左右に幅広のショットを撃っていたが、新たな仕様では風車のような形をした複数の弾が左右で旋回。これは『テラクレスタ』のサイクロン・フォーメーションをベースにしているとのこと。

掲載画像は配信画面よりキャプチャ


また、本作にキャラバンモードを実装することも発表された(39分50秒あたりから)。キャラバンモードは、シューティングゲームにおける人気モードで、『ソルクレスタ』では5分間という制限時間のなかでハイスコアを目指す。なお、本作ではフォーメーションの組み換え中はゲームがスローになるが、制限時間は通常どおり進んでいく。自機の並び順は獲得スコアにも影響するため、素早くフォーメーションを決定することも求められそうだ。

このほか、ゲーム内実績機能が用意されることも明らかに。設定された課題を達成するごとにポイントを獲得でき、一定値貯まるごとにさまざまな要素がアンロックされていくという。さらに、縦画面モードも用意。ディスプレイ設定にて、プレイ画面を右か左に90度回転させることができる。縦画面モード時には、使用可能フォーメーションやアップグレードゲージなどのUIは、よりシンプルなかたちで画面上下に分けて表示される。

番組の終盤には、詳細は明かされなかったが、本作に収録されるとみられる何らかのモードを、クラシカルな見た目の機体にてプレイする様子も(53分40秒あたりから)。詳細は今後発表するとのこと。また、シリーズの物語を紹介する、本作のオープニングデモ映像も公開された(1時間54秒あたりから)。

『ソルクレスタ』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4向けに2022年配信予定。具体的な配信日は、年が明けてから発表される。




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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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