『アイドルマスター スターリットシーズン』でマイクが巨大化する現象発生。リトライする度に変化し、マイクと一体化するアイドル


バンダイナムコエンターテインメントからPlayStation 4/PC(Steam)向けに発売中の『アイドルマスター スターリットシーズン』。同作においては、「アイドルマスター」シリーズの4ブランドから女性アイドルたちが登場。合同ユニット「プロジェクトルミナス」の交流や挑戦の過程が描かれていく。そうした中ではアイドルの成長も描かれるが、成長するのはアイドルだけではなかったようだ。特定の条件下でマイクが巨大化する現象が発見され、話題となっている。
 

 
マイクの巨大化現象は、ステージでリトライを繰り返すと、クライマックスアピール内で出現するマイクのサイズが徐々に巨大化すると考えられている。具体的な手順としては、まずクライマックスアピール「オーバー・ザ・トップ」を選択したユニットで、ステージを開始する。通常どおりステージを盛り上げていき、オーバー・ザ・トップの発動後にリトライを実施。リトライ後のステージで再度オーバー・ザ・トップを発動すると、演出内で登場するマイクのサイズが、リトライ前と異なるものになっている。マイクのサイズ変化は、オーバー・ザ・トップの発動とステージのリトライを繰り返すと累積するため、手順を繰り返すと画面内に巨大マイクが出現するわけだ。
 

通常サイズのマイク

 

リトライ数10回程度

 
本現象は、絵描きDJすとりーまーのびばえいち氏のツイートがきっかけとなって周知された。しかしながら、現象の再現性や詳細などについては疑問の余地がある。そこで本稿では、PlayStation 4版をPlayStation 5で使用し、検証をおこなった。なお、びばえいち氏の配信内での発生時は、メドレーフェスの15人編成(オーバー・ザ・トップ発動時は左から伊吹翼/双海真美/小宮果穂/桜守歌織/城ヶ崎美嘉)だった。検証では少し条件を変えて、通常のフェスにて神崎蘭子/白石紬/奥空心白/四条貴音/杜野凛世をユニットに編成している。
 

リトライ数約20回

 

リトライ数約30回

 
検証の際には、前述の手順を用いてステージを何度もリトライし、マイクが巨大化するかを確認した。最初の数回では、プレイ中はっきりとわかるほどの変化は生じていなかった。しかしリトライ数が10を数えたあたりで、四条貴音のマイクに明らかな異常が発生。リトライを重ねるごとに手と一体化し、顔にめりこみ、頭を貫き、凛世を視界から消し、最終的には画面の半分を覆っていた。アイドルのマイクのサイズがどうあれプレイに支障はないものの、大木よりも太く大きな何かを振り回す貴音の姿はシュールそのものだ。
 

リトライ数約40回

 

リトライ数約50回

 

約50回時点、別アングル

 
貴音のマイクのインパクトに飲み込まれ気づき辛いが、50回も手順を繰り返すとほかにも変化がおこっている。具体的には、貴音以外に白石紬のマイクも大きくなり、奥空心白のマイクはわずかに小さくなっている。

サイズが変わったという点は同じでも、なぜ貴音のマイクだけが異様に大きくなり、心白のマイクは小さくなっているのだろう。びばえいち氏のケースとあわせて考えると、マイクが巨大化した4人はいずれも身長が160cm以上であり、貴音はその中でもっとも高身長な169cmである。逆に、マイクが小さくなった奥空心白は157cmであり、4人に比べて小柄だ。本作がどういう仕組みであるかはわからないものの、共通点を考えるとアイドルの身長がマイクの大きさの変化に影響を及ぼしているかもしれない。
 

リトライ数3回

 

リトライ数6回

 
この仮説を確かめるべく、追加の検証をおこなった。今度は、メンバーに左から諸星きらり/白瀬咲耶/小宮果穂/奥空心白/四条貴音を選択。きらりは身長186cm、咲耶は身長175cmであり、貴音よりも高身長な2人を追加して変化を見ようというわけだ。初回の検証とはステージの形式や楽曲も異なっているが、きらりと咲耶のマイクは、リトライを重ねるごとに大きくなっていった。

調査結果から推測するに、クライマックスアピール「オーバー・ザ・トップ」を発動したあとにステージを何度もリトライすると、身長の高いアイドルのマイクが巨大化すると考えてよさそうだ。なお、ゲーム本編は基本的に丁寧に作られており、本現象が発生してもプレイに支障はなかった。特殊な条件下で起こる、深刻度の低い珍現象であると言えそうだ。

アイドルマスター スターリットシーズン』は、PlayStation 4/PC(Steam)向けに通常版が税別8200円で販売中だ。




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