『マインクラフト』最新スナップショットで水中の渓谷が復活。地形生成が変化し、海の洞窟も広がる

 

Mojangは9月1日、『マインクラフト』Java版に向けて最新スナップショット「experimental snapshot #6」を配信した。「experimental(実験的)」と銘打たれていることから、今後変更・削除される可能性もある変更が多く含まれているようだ。 

まず、新しい山岳バイオームの配置が修正され、地形と気温により適合するようになった。これにともない、森林(grove)バイオームと雪の丘(snowy slopes)バイオームは山の頂に生成されることが少なくなっている。同時に、寒冷な気候においては、森林と雪の丘は非常に低い高度から発生するように。逆に、温帯や暑い気候では高地から発生するようになった。バイオームの配置も調整されており、寒冷な極小バイオームが発生する可能性が減らされている。森の真ん中にぽつんと雪のツンドラがあるなどのケースが少なくなっているようだ。まだ完全になくなったわけではないものの、以前ほど頻繁ではなくなっているとのこと。 
 

 
また、前回のスナップショットでは意図せず、緑豊かな洞窟が小さく断片化させられてしまっていたという。現在は修正され、8月17日にリリースされた experimental snapshot #4と同程度の状態に戻っているそうだ。なお、巨大樹のタイガおよび巨大なオークの木のタイガは、寒冷な気候の分類から外されるという。この変更はバイオームの配置の観点にもとづくものだといい、これらのバイオームは雪のバイオームと混合されることが少なくなった。ほかのバイオームと再混合され、全体のバランスを維持することにつながるという。 

また目立った変更点として、海や川の下の帯水層が、より地下空間とつながりやすくなったことが挙げられる。海底で見つかる洞窟の入口が、途中で切れずにどこかへ繋がっている可能性が高くなったそうだ。その結果として、海の下にあるy=0~40の洞窟は、浸水している可能性が高くなった。地下の洞窟に潜った際は、これらの浸水した洞窟の内部に辿り着き、海の下に出てしまうこともあるようだ。 

また、水中の渓谷が復活する。海の底の砂や小石を通して形作られるため、小石や砂の底に隠れてしまうことはないとのこと。なお水中渓谷の地形形成は、バージョン1.17とは異なる仕組みを用いているようだ。そのため、バージョン1.17における水中渓谷とは見た目が異なっているものの、代わりにより多くのバリエーションが用意されているという。 
 

 
このほか、馬、ラバ、ロバはプレイヤーが金のニンジン、金のリンゴ、エンチャントされた金のニンジンを持っているときに、プレイヤーについてくるようになる。大きな河を越えて移動する際などに、動物を誘導することが容易になったようだ。なお、ラマは干し草の俵を追いかけるとのこと。 

このほか細かな変更が加えられているため、詳細は公式パッチノートを確認してほしい(英語)。なおスナップショットの導入方法については、こちらを参照のこと。