『American Truck Simulator』にて公式マルチプレイオープンベータテスト実施、『ETS2』にも実装へ。最大8人で輸送ドライブが可能に

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SCS Softwareは5月21日、『American Truck Simulator』および『Euro Truck Simulator 2』におけるアップデート1.41について発表。その中で、新機能となるマルチプレイモード「Convoy」のオープンベータテストを実施すると明かした。同シリーズにおいてはModによるマルチプレイは可能であったが、このたび公式にマルチプレイモードがテスト開始されている。今のところこのベータテストは、『American Truck Simulator』向けに実施されているようだが、将来的には『Euro Truck Simulator 2』への実装も予定されている。
 

 
『American Truck Simulator』はアメリカを舞台としたトラックシミュレーターゲームだ。プレイヤーは運送用トラックに積荷を載せて、アメリカを横断する。単に荷物を運べばいいだけでなく、速度超過による罰金や寝不足などのコンディションも導入。事故を起こせば補償金を支払わねばならないなど、リアリスティックで没入感を誘う作りが特徴だ。また緑鮮やかなヨーロッパを走る『Euro Truck Simulator 2』も同様のシステムを特徴としている。いずれの作品も、仮想旅行気分でリアルなドライブを楽しめるのが大きな魅力だ。

新たにオープンベータテストが実施されるConvoyモードでは、プレイヤーがプライベートセッションをホストし、最大8名でのマルチプレイが可能となる。その際、プレイヤーは同じ仕事を受注し、同じ目的地に向かって走行することが可能だ。マルチプレイにあたってはさまざまなゲーム内要素が同期されており、AIによる周辺の交通、時間経過や天気、ペイント・トラックアクセサリー・キャビンアクセサリーなども互いのゲームに反映されるようだ。またマルチプレイ中は、CBラジオ放送で互いにコミュニケーションが可能。クイックチャットやテキストチャットも用意されている。なおセッションには任意でパスワードを設定可能。またConvoy中に好ましくない出来事が起きた場合は、セッション離脱時に、参加前のセーブデータの状態に戻すこともできるという。
 

 
ただしSCS Softwareは、現状でのConvoyモードはあくまで実験的なベータ版であり、最終版ではないことを繰り返し強調している。既知の問題や今後の改善点が列挙されており、Mod対応については初期リリースではサポートされていないようだ。またマルチプレイで遊ぶためには、ホストと同様の貨物セットやDLCマップをインストールしている必要があるという。このほか、プレイヤーの接続が切れるとNPCの走行車も消滅するバグや、昇開橋が同期しない(Convoy中は停止している)といった課題が残されているようだ。

またConvoyセッション中に意図的に設定されている制限としては、市街地に入ったときも時間進行のレートは変わらない。またConvoyセッションにおける時間経過は、ビジュアル上においてのみホストの時間に合わせて進行する。実際には、Convoyに参加する前にジョブ制限時間が2時間残っていた場合は、同様の残り時間を持ち越せるという。またスペシャル運送ジョブは利用できないほか、駐車している車両に衝突しても突き飛ばすことができなくなっている。交通標識に衝突した際も、ほかプレイヤーには視覚的に再現されず、プレイヤーのローカル環境においてのみシミュレートされるようだ。また料金ゲートは同期されておらず、ゲート開放はAI走行車と同様、接近時に対応している。
 

 
Convoyモードを含む1.41 Update Experimental Beta (Convoy)を有効化するには、まずSteamのライブラリページにアクセス。『American Truck Simulator』を右クリックしてプロパティを開き、「Betas」タブにてスペシャルパスワード「XZo2orrgbG92XMQ」を入力。チェックコードをクリックすると、新たなオープンベータが有効化されるという。

American Truck Simulator』および『Euro Truck Simulator 2』はSteamにて配信中だ。現時点では『American Truck Simulator』にてマルチプレイ向けベータテストが実施中である。

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