「E3 2021」が米国時間6月12日から15日に開催決定。すでに大手数社が続々と参加表明

 

アメリカのゲーム業界団体Entertainment Software Associationは4月6日、世界最大級のゲームイベント「E3(Electronic Entertainment Expo)」について、今年の「E3 2021」は完全オンラインイベントとして、米国時間6月12日から15日にかけて開催すると正式発表した。また、この直前の6月7日から11日にかけてはメディア向けのスケジュールも組んでいる。

今年も引き続き、新型コロナウイルスの影響によりリアルイベントの開催が難しい状況にある。そこでESAは「Electronic Entertainment Experience」と銘打ち、Expo(博覧会)からExperience(体験)のE3へとシフト。現時点では、任天堂・マイクロソフト・カプコン・コナミ・Ubisoft・Take-Two Interactive・Warner Bros. Games・Koch Mediaなどがイベントへのサポートを表明している。


E3 2021では、各社のプレスカンファレンスや出展社によるショーケースなどのイベントをオンライン配信。無料で視聴できる。イベントに誰もがアクセスできるよう、すべてのメジャーな配信プラットフォームをサポートし、またミラー配信をおこなうメディアパートナーを募集しているため、ESAが独占配信するというわけではないようだ。参加メーカーの公式チャンネルはもちろん、日本のパートナーが日本語放送を実施する可能性もあるだろう。

イベントの具体的な内容についてはまだ明かされていないが、先述したパートナー企業のイベントが期待できそうだ。なお、近年E3への参加を見送っているSIEやEAについては、現時点では名前が挙がっていない。また、スクウェア・エニックスやバンダイナムコ、セガ、Activisionといったほかの大手メーカーも同じくである。各社の参加不参加については、出展メーカーの正式発表を待ちたい。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、昨年のE3 2020は開催中止を余儀なくされた。主催団体のESAは、20年以上の歴史を持つE3はゲーム業界が生み出す最高のものを披露するための特別な場所であり、今年はそのポジションを維持しながら、デジタル形式にてよりたくさんのファンが参加できるイベントにするとコメント。また、来年にはふたたびリアルイベントを開催したいとの希望を述べつつ、E3 2021にて実施するオンラインでの革新的なインタラクティブ体験の提供は、来年以降のイベントの土台になるだろうとしている。

E3 2021は、米国時間6月12日から15日にかけてオンラインで開催予定だ。視聴は無料である。