大規模合戦シム『Ultimate Epic Battle Simulator 2』最新映像公開。100万人のスパルタ兵に、2000人の兵士がショットガンで立ち向かうとどうなるのか

 

デベロッパーのBrilliant Game Studiosは3月5日、現在開発中の『Ultimate Epic Battle Simulator 2』を紹介する最新映像を公開した。

本作は、いわゆる群衆シミュレーターをアレンジして“超壮大な戦いをシミュレート”する作品だ。さまざまな時代の兵士や動物、あるいはファンタジーのキャラクターなどを広大な戦場に配置し、戦わせることができる。独自の群衆レンダリングやAIを導入しており、プレイヤーのPCのスペック次第ではあるものの、万単位の軍勢が衝突する壮大さが見どころである。
 

 
今回公開された映像では、本作に導入された大規模投射物物理システムを紹介している。兵士ユニットの種類によっては銃や弓などを武器にしており、その銃弾や矢のシミュレーションをおこなうためのシステムだ。この物理システムによって、たとえば撃った銃弾ひとつひとつが物理演算にもとづき重力の影響も受けながら飛び、また正確な衝突判定を持っているという。プレイ前の設定によっては、ショットガンを1回撃つたびに1000発の散弾を飛ばすこともでき、その散弾ひとつひとつも同様にシミュレートされる。

そして映像の後半では、100万人のスパルタ兵と、2000人の現代の兵士との戦いの模様を収録。数ではスパルタ兵が圧倒的に有利だが、現代の兵士はフルオートショットガンを装備しており、単純に武器を比較した場合はショットガンに分がある。波のように四方から押し寄せるスパルタ兵に対し、現代の兵士に勝ち目はあるのかどうか、15分ほどを要する勝負の行方は映像にて確認してほしい。
 

*こちらは300万人の騎士と25万人の弓兵との戦い。

 
本作ではこのように、まったく性能の異なるキャラクター同士を戦わせたらどうなるのかや、軍勢の数や武器の強さを調整すれば立場は逆転するのかなどを、実際に戦わせて試す作品である。前作『Ultimate Epic Battle Simulator』も同様のコンセプトだったが、本作に向けてはGPUを積極的に活用。独自のGPU群衆物理エンジンにて、前作の100倍の数のキャラクターを描画可能になるそうだ。また、個々のキャラクターの行動判断やアニメーションなども向上させているとのこと。今回公開された映像の中では、技術的なハードルは高かったが、今のところ開発は順調であることが報告されている。

『Ultimate Epic Battle Simulator 2』は、PC(Steam)向けに2021年秋に配信予定だ。