カプコンの『モンスターハンターライズ』の発売までちょうど1か月となった。本作はNintendo Switch専用タイトルとして発表され、3月26日に発売予定だが、同社は本作のPC版も開発中のようだ。海外メディアFanbyteが報じている。
Fanbyteは2月26日、『モンスターハンターライズ』のプロデューサーを務める辻本良三氏と、ディレクターの一瀬泰範氏へのインタビュー記事を公開。本作のアートスタイルから、先日情報公開された「ヌシ」の名を冠したモンスターなどについて訊いた短い内容である。
そしてそのインタビュー収録の最後にて、両氏は本作のPC版が開発中であることを認めたという。「まだまだ開発中(it’s still very much in development)」であるとのコメントもあり、あくまでNintendo Switch版を優先して開発している模様。PC版は2022年初頭に配信予定だそうだ。辻本氏は、国内メディアGAME Watchに対しても同様の発言をしており、改めて発表できるタイミングで情報を発信していくとのこと。
本作のPC版は、現時点では正式にはまだ発表されていない。ただ、噂としてはファンの間でささやかれていた。というのも、昨年カプコンはオーダーメイド型ランサムウェアによる不正アクセス攻撃を受け、その結果流出した情報の中に、同社の今後の計画として『モンスターハンターライズ』のPC版についての記述があったとされている。情報流出の事実はカプコン自身が公表しているものであるため、辻本・一瀬両氏はインタビューの中で、本作のPC版の存在についてあえて隠すことはしなかったのかもしれない。
『モンスターハンター』シリーズのPC向けリリースというと、『モンスターハンター:ワールド』のヒットが記憶に新しい。Steamでの配信前から、予約購入により全世界売り上げ上位ランキングの首位に躍り出て、発売翌日には同時接続数約33万人を記録。Steamの2018年の年間売り上げ上位作品のひとつとしてもランクインした。同作のPC版においては、4K/60fpsでのプレイが可能なほか、高解像度テクスチャパックの配布がおこなわれた。『モンスターハンターライズ』においても、PC版ならではの強みを活かした仕様になることが期待される。
『モンスターハンターライズ』は、Nintendo Switch向けに3月26日発売予定。PC版は2022年初頭に配信予定とのことだが、まずは正式発表を待ちたい。