3D間違い探しゲーム『小さな世界(TINY LANDS)』1月22日発売へ、日本語対応予定。ローポリの生きた箱庭は、すべての間違いをゆるす

 

パブリッシャーのMaple Whispering Limitedは、3D間違い探しゲーム『小さな世界(TINY LANDS)』を1月22日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に対応予定。また海外向けにはNintendo Switch版の発売もアナウンスされている。
 

 
『小さな世界』は、分割画面でふたつの空間を見比べながら違いを見つける「間違い探し」ゲーム。ルールは基本に忠実な昔ながらのものだが、本作においてはちょっぴりリッチに仕上がっている。というのも、プレイヤーが挑むのは二次元に描かれた平面イラストではなく、3D空間上に作られた立体の箱庭なのだ。もちろん一方向の視点だけでなく、グリグリ動かしてさまざまな向きに見回さなくては、すべての間違いを見つけることはできない。

本作はプレイヤーを癒し、包みこむことを徹底的に追究した作品だ。ローポリでできたミニチュアはまるでもうひとつの別世界。ステージごとに雨・雪・風など、さまざまな自然要素が活きいきとした動きを与えている。せかせかと間違いを探さなくとも、生きた箱庭を眺めているだけで時間を忘れることができそうだ。サウンドにもこだわって設計されており、ビーチのステージでは波の打つ静かな音やカモメの鳴き声が耳をくすぐる。ゲームには気ぜわしい時間制限もなければ、ミスを責め立てるようなペナルティもない。間違い探しを通じてすべての過ちを許してくれるような、優しいアート作品が『小さな世界』なのだ。
 

 

 
開発を手がけるインディースタジオHyper Three Studioは、3名からなる小規模精鋭のグループだ。2014年からスペイン・バルセロナで活動しており、アニメーションやTVコマーシャルも手がけている。ビデオゲームとしてはこれまでに、モバイル向け縦スクロール『Rise Up – Space』をリリース。本格的なPC向け作品は『小さな世界』が初となっており、洗練されたアートワークやクリエイティビティが光る作品となりそうだ。

『小さな世界』は1月22日、PC(Steam)向けにリリースされ、日本語にも対応予定だ。海外向けにはNintendo Switch版のリリースも告知されている。