Endnight Gamesは12月23日、サバイバルホラーゲーム『Sons of the Forest』の最新映像を公開した。同作は2018年に正式リリースを果たした『The Forest』の続編である。2019年12月に発表されてから、1年ぶりの新情報公開となる。
前作『The Forest』は、2014年5月にSteamでの早期アクセス販売が開始され、2018年4月に正式リリースを果たしたオープンワールド・サバイバルホラーゲーム。飛行機の墜落事故にあった主人公は、何者かに連れ去られた息子ティミーの行方を追いながら、食人族の住まう森林地帯にてサバイバル生活を始める。食事・狩猟・睡眠・建設といったサバイバル要素に加え、主人公を付け狙う食人族との戦闘、変異体が潜む地下洞窟といった閉鎖空間でのホラー体験、探索を進めていくうちに世界の見え方が変わっていくナラティブ要素を備え、サバイバルゲーム乱立期の中でも頭ひとつ抜けたゲームであった。2018年11月時点で売り上げ530万本突破と発表されている人気タイトルだ（関連記事）。
『Sons of the Forest』は、そんな『The Forest』の続編。今回のトレイラーは、ヘリコプターに乗った主人公らが森林地帯に墜落する場面から始まる。前作のプレイヤーにとってはデジャヴだろう。そこからGPSを使いながら生い茂る森の中を歩み、オノで木を切り肩に乗せて運ぶといった、本作のゲームプレイ映像へと移る。雪景色に覆われた地域にて小屋を建てている様子から、前作よりも極寒地帯での行動を強いられる場面が増えるのかもしれない。丸太をさらに細かく割ったり、縦に割ったりと、建築要素の拡張も垣間見える。
そして主人公が建てている小屋の前では、女性と思わしき人型のキャラクターがじっと主人公を眺めながら待っている。三腕三足の変異体だ。ただし攻撃したり逃走したりする様子はなく、主人公に付き添う友好的なキャラクターであるようにも見える。同作の発表トレイラーでもその姿が披露されていたことから、重要な立ち位置のキャラクターになると予想される。
※2019年12月公開の『Sons of the Forest』発表トレイラー
森林地帯で出くわす者たち全員が友好的というわけではなく、殺意を持ってジリジリと迫りくる原住民の姿も。映像にて主人公は、銃を持って応戦。トレイラーの後半では、主人公の拠点を破壊したり、丸太を持ち去ったりと、さまざまな方法で妨害を図る原住民たちの姿も。中には金の仮面を被っている個体もいる。そして主人公が仮面を被り、彼らの前で平然と立つシーンが。この仮面を被っていると、味方と判定されるような効果があるのかもしれない。そのほか映像表現としては、雨や嵐の天候表現、光源処理などが前作よりも豊かになっていることが確認できる。
『Sons of the Forest』というタイトルや、前作の物語、過去に公開されたトレイラーから主人公の正体を絞れると思うが、まだ正式には発表されず謎に包まれている。前作とは別のロケーションなのか。何が目的で、この危険地帯を訪れるのか。新たな謎に直面する『Sons of the Forest』は2021年発売予定だ。
