USJの任天堂エリアを紹介する「スーパー・ニンテンドー・ワールド Direct」放送。新エリアの一部を宮本茂氏が“直接”紹介


任天堂およびユニバーサル・スタジオ・ジャパンは12月19日、「スーパー・ニンテンドー・ワールド Direct」を放送。大阪で開園されているテーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、2月4日にオープンする新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の情報を公開した。番組内では、土管から現れた宮本茂氏のナビゲートによって、アトラクションの一部が“直接”紹介されている。
 

 
「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は、任天堂のキャラクターやゲームの世界を、革新的なアイディアと世界最新鋭のテクノロジーによって現実世界に再現する、大規模な新エリアだ。来年に開業20年の節目を迎えるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの目玉として、初の多層式エリアとして登場する。

エリアへの入り口にはワープ土管があり、土管の中をくぐってエリア内に進んでいく。土管を抜けた先はピーチ城のロビー。ロビー内には『スーパーマリオ64』をモチーフにしたBGMが流れ、絵画も飾られている。
 

 

 
ロビーを進んだ先にはキノコ王国の世界が広がっており、ヨッシーやクリボー、パックンフラワーといったキャラクターたちがお出迎え。それぞれのキャラクターや風景がゲームそのままのクオリティで再現され、活き活きと動いている。まるで本物のゲームの世界に入ったようだ。

エリア内では、実際にハテナブロックを叩いてコインを集めたり、手をかざすとクッパが浮かび上がったり、パワーブロックを使ってカギを入手したりと、あちこちに隠された秘密を探していくアクティビティが楽しめる。アクティビティを体験するために必要となるのが、パーク内で購入できる「パワーアップバンド」だ。
 

 
パワーアップバンドのデザインは全6種類。エリア内の体験がパワーアップバンドに記録されていき、体験に応じたコインやデジタルスタンプが集められる。スマートフォンアプリと連動させれば、いつでもスコアが確認可能だ。そしてアクティビティを体験して3つのカギを集めると、最終アクティビティとなるクッパJr.とのバトルにチャレンジできるようだ。なおパワーアップバンドは、パーク内で使用できるだけでなく、各キャラクターに対応するamiiboとして使うこともできるという。
 

 

 
エリア内のギフトショップは「ワンナップ・ファクトリー」。土管を入り口としたおもちゃの工場をイメージした店内では、そこだけでしか手に入らないスーパーマリオのグッズが販売される。今回の番組で紹介されたのは、任天堂の開発チームが手がけたスペシャルなおもちゃ「トコトコマリオ」。種類は「トコトコマリオ どかんセット」と「トコトコマリオ こうらセット」の2種類。どちらも手で押すことでマリオがトコトコと歩く、細かな動きまでこだわられたものになっている。
 

 
また、エリア内にはレストラン「キノピオ・カフェ」も存在する。レストランの内装は『スーパーマリオ』シリーズに登場するパワーアップアイテムが描かれており、窓を覗くとキノピオたちが料理を作る様子が見られる。店内のメニューには、「マリオ・バーガー ~ベーコン&チーズ~」「スーパーキノコ・ピッツァボウル ~マッシュルームの入りトマトソース~」など、キノコをテーマにした料理が多く取り揃えられている。ちなみにエリア内では、スターに入ったキャラメルピーチ味とマッシュルーム味のポップコーンも購入できるようだ。
 

 
番組の最後には、6年の歳月をかけて作られたライド・アトラクション「マリオカート ~クッパの挑戦状~」の入り口となるクッパ城も披露された。入り口には今にも動き出しそうな巨大なクッパの石像が登場。さらに奥に進むと、『マリオカート』シリーズのトロフィーやクッパが漢字で書いた挑戦状が飾られているようだ。

今回の番組で紹介されたアトラクションはほんの一部。番組内で宮本茂氏は、ロサンゼルスのハリウッドやフロリダ州のオーランド、シンガポールなど、国外のユニバーサル・スタジオでエリア展開を計画しているとコメント。そして、海外から安心して自由に行き来できる状態になればぜひ日本にも来てもらい、世界中の方にアトラクションを体験してほしいと伝えている。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」は、2月4日のグランドオープン予定だ。