『Escape from Tarkov』やや読みづらかった日本語フォントが修正。ゴシック系の読みやすいフォントへ


Battlestate Gamesは11月20日、ベータテスト中の『Escape from Tarkov』へアップデート0.12.8.9831を配信した。不具合の修正がおもな内容だ。日本語のフォントも明朝体からゴシック系のフォントへ修正され、読みやすくなっている。日本語へ表記を変更するには「SETTINGS」から「Interface Language」を「jp」へ変更すればよい。


『Escape from Tarkov』では今年の7月に日本語表記がテスト実装された。本作には大量のテキストが収録されており、クエストの説明やUI、武器やちょっとしたアイテムの解説にいたるまで大量のテキストがゲーム内に存在する。日本語でこれらの文章が読めるようになる、大きなアップデートだった。日本語への翻訳作業はBattlestate Gamesに認可をうけた有志のボランティアチームによって行われた。日本語表記への対応にあたり、こうしたテキストのひとつひとつが丁寧に翻訳されていたのだ。

しかし日本語表記では、明朝体フォントがやや読みづらいという問題があった。本作ではアイテムの説明などは、文字のサイズがかなり小さい。明朝体はフォントの線が細いため、HD画質でも細かい文字が若干ぼやけて可読性が低かった。さらにアルファベットのフォントBenderは線が太めのフォントで、これは明朝体と見た目の相性が悪い。異なる系統のフォントが混在して、ところどころちぐはぐな印象になっていた。こうした理由で日本語表記そのものはありがたいものであったが、読む点においては難しさもあった。

修正前のフォント


明朝体が採用されたことについては、翻訳チームが希望したのではない。翻訳チームも問題を認識しており、Battlestate Gamesへとゴシック系へフォントの修正を提案していたようだ。あくまで日本語はテスト実装であるため、まずはデフォルトの明朝体をまずは使用し、フォントは後々変更していく方針だったのかもしれない。現在は日本語表記のフォントは、ゴシック系のフォントへ変更されている。小さい文字も見やすく、アルファベットと見た目の親和性も高いので違和感はないはずだ。

またBattlestate Gamesは11月21日、Twitchのポッドキャストにて今後のアップデートの説明を行った。同ポッドキャストでは、開発中のアイテムの画像などが公開されたものの、具体的な実装時期などの明言は避けた。ゲームの現状については、人口はキープしつつチーターは減っているという。同時接続かアクティブプレイヤー数かは不明だが 、10万人を維持しているそうだ。そして次の大型アップデートとなる12.9の配信は、「もうすぐ」とのこと。

※ 「WOODS」のスクリーンショット

『Escape from Tarkov』では、CUSTOMSに続いて、実装済みのマップの改良が行われている。森林地帯のマップWOODSのリワークも予定されており、スクリーンショットが公開された。スクリーンショットに映っているのは、マップ北西の平原が広がっている場所。マップの拡張も予定されており、周辺を見渡せる山に登ったりできるようになるとのことだ。