高評価ADV『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』で使用されたアセットが、UEマーケットプレイスにて公式無料配布開始

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Epic Gamesは11月13日、Unreal Engineマーケットプレイスの新しい無料コンテンツリリースの第1弾として、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(What Remains of Edith Finch)』のアセットを配布開始した。
 

 
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、『The Unfinished Swan』で知られるインディースタジオGiant Sparrowが手がけた、一人称視点のインタラクティブ・アドベンチャーゲームだ。一族最後の生き残りである17歳の少女エディス・フィンチが、もう誰も住んでいないフィンチ家の屋敷を訪れ、すでに亡くなった家族それぞれの人生最期の日を追体験する。本作は、2018年のBAFTAアワードでベストゲームを受賞したほか、2017年のThe Game Awardsや2018年のGame Developers Choice Awardsではベストナラティブ賞を受賞。そのほかにも多数の賞にノミネートされた作品である。

Epic Gamesは、高品質のコンテンツをすべてのクリエイターに提供するUnreal Engineの試み「Unreal マーケットプレイス コレクション」を展開しており、これまでには自社タイトルである『Infinity Blade』や『Paragon』のアセットを配布。そして今回、Giant Sparrowと販売元Annapurna Interactiveとのパートナーシップにより、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』の背景環境モデル・プロップ・マテリアルなどのアセットの無料配布が実現したとのこと。
 

 

 
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』においては、屋敷を探索し家族それぞれの寝室を訪れ、そこで暮らしていた家族の最期の日として現実とは思えない光景を目にする。Unreal Engineマーケットプレイスでは、そうした部屋や環境ごとに分けて計10種類のアセットパックが無料配布中。増改築を繰り返したようなフィンチ家の屋敷や周囲の森なども合わせて、3000個を超える独自のテクスチャとマテリアルを持つスタイライズされたメッシュが含まれるという。

本作に登場する寝室は、それぞれ特徴が異なるほか、多数のオブジェクトによって細かいディテールを表現していることが魅力。Unreal Engineユーザーなら、そうしたアセットを無料で利用できることになる。興味のある方はマーケットプレイスをチェックしてみよう。
 

*Giant Sparrowのアーティストが本作のアセット制作背景を解説。

また11月14日午前4時には、今回無料配布されたアセットを含むマーケットプレイスのコンテンツを、Unreal Engineユーザーのプロジェクトに活用する方法を解説する教育者向けライブストリーミングが、Unreal Engineの公式Twitchチャンネルにて配信予定だ。

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