『マインクラフト』の開発元であるMojangは11月4日、大型アップデートとなるバージョン1.17「Caves and Cliffs(洞窟と崖)」における最初のスナップショットとして「20w45a」をPC(Java)版向けに公開した。2021年に実装予定の大型アップデートを一足先に体験し、新たに追加される「アメジスト」や「銅」などの要素を垣間見ることができる。
今回の20w45aにて実装される要素は以下のとおり。
・バンドル
・キャンドル
・溶岩入り大釜
・銅
・アメジスト
・避雷針
・望遠鏡
・色つきガラス
・シュルカーがシュルカーを撃つことで新たなシュルカーが生成されるようになる
アメジストの晶洞は世界各地の地下で発見することができる。晶洞の周囲は新たな石の層で包まれており、もっとも外側は凝灰岩(tuff)、2番目の層は方解石(calcite)、そしてもっとも内側には「アメジストブロック」もしくは「アメジスト母岩(budding amethyst)ブロック」を発見できる。すべてのアメジスト系ブロックは、上を歩いたり、壊したり、設置したりといったインタラクトをすると美しい音を奏でるという。
アメジストのクラスター(結晶)は空気または水ブロックに接したアメジスト母岩ブロックから成長する。生まれたてのアメジスト結晶は4段階に分かれて成長していくそうだ。アメジストのクラスターはアメジスト母岩ブロックの上でのみ育つという。成長しきったアメジストのクラスターを鉄以上のツルハシで破壊すると、4つのアメジストの破片をドロップする(幸運のエンチャントがあればより多く)。
さらに新素材としては銅も追加される。鉄や石炭と同様、世界中の鉱脈で銅鉱石ブロックが見つかるため、採取した銅鉱石ブロックからインゴットを生み出そう。9個の銅インゴットから銅ブロックをひとつ生成可能だ。銅インゴットはほかにも、新アイテムの避雷針をクラフトする材料にもなる。雷雨のときに建物を守ることのできるアイテムで、周囲4×16ブロックの範囲を稲妻の直撃から回避することができる。ただし、周囲に可燃物を置かないように注意しておくこと。ちなみに雷に撃たれた避雷針はレッドストーンシグナルを発するという。
なお銅は時間経過で徐々に酸化するという特徴がある。酸化は4段階で進行し、赤褐色からだんだん青緑色へと変化していく。50〜82Minecraft日かけて酸化は1ステージ進行。ただし蜂の巣を使ってワックスをかけておくと、いずれの段階でも酸化の進行を防ぐことができるそうだ。
また新たなアイテム「バンドル」は複数の異なるアイテムを結びつけ、1スタック分にすることができる代物だ。32個の土と32個の石をセットにしたり、ウール・コンクリート・カーペット・テラコッタを全色ひとつずつ(合計64ブロック)まとめておいたりといった使い方が可能だ。右クリックで使用することができ、周りのユーザーに素材をまとめて渡す際にも活用することができる。
新アイテムとしてはキャンドルも登場。16色+無色のバリエーションがあり、1ブロックに4本まで立てることが可能。耐水性があるものの水中での着火はできない。このほか遠くを見ることのできる望遠鏡や、アメジストの欠片からクラフトできる色つきガラスも登場している。このほか、大量の経験値オーブが統合されるようになったり、トロッコが耐水性になったりと、細かな変更点が発表されている。
バージョン1.17「Caves and Cliffs」は2021年に配信予定だ。