協力型2Dアクション『Mythic Dungeons』Steamにて早期アクセス開始。「悪魔城HD」に影響を受けオンラインマルチ対応

Euros Game Studioは5月18日、『Mythic Dungeons』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。『Mythic Dungeons』は、協力プレイに対応した2Dアクションゲームだ。

Euros Game Studioは5月18日、『Mythic Dungeons』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。価格は1010円で、日本語対応。5月26日までの期間は、10%オフの909円で購入できる。

『Mythic Dungeons』は、システム面で『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』の影響を受けたという、協力プレイに対応した2Dアクションゲームだ。現在のプレイアブルキャラクターは、斧を構えた探検家風の男ジェームズのみ。プレイヤーは彼を操作し、スケルトン、魚人、ガーゴイルやミノタウルスといったモンスターの待ち構える古城へ挑む。

ジェームズはメインウェポンである斧を振り下ろす以外に、サブウェポンによる銃撃や、パーソナルスキルで斧の投擲が可能。こうした攻撃手段と2段ジャンプ、スライディング、回避を活用して、ステージクリアを目指すことになる。ステージ中では、宝箱などから武器や防具といった装備品やアイテムが入手でき、装備品を付け替えることでキャラクターを強化する。

早期アクセス開始時点で実装されているのは最低ランクの装備のみだが、トレイラー内では移動速度上昇や攻撃時HP吸収といった特殊能力の付いた高ランク装備も映されており、特殊な装備を使ったゲームプレイもできるのだろう。また、ただ強くなるだけではなく、武器ごとの差別化も図られており、複数種類のハンドガンやショットガン、サブマシンガン、ロケットランチャーなど、特に銃火器には多彩なバリエーションを予定されているという。


本作は、最大10人のオンラインマルチプレイと、4人までのオフラインマルチプレイに対応している。前述のとおり、現在プレイできるのはジェームズだけなので、マルチプレイ時には最大10人の色違いの男たちが画面内に並ぶことになってしまうものの、友人や見知らぬ誰かと共に遊べる点が本作の特徴と言える。ゲーム内でのコミュニケーション手段として、ちょっとシュールなボイスが搭載された81種類のラジオチャットも用意されている。なお、オフラインでの1人プレイももちろん可能だ。

Steamのストアページによると、本作では完全同期型のオンラインプレイを採用し、一度に大量のゲームオブジェクトを読み込むシステムになっており、ゲームを円滑に動かすにはフィードバックと品質の向上が必要だと考えたため、早期アクセスの実施を決断したという。現在は、ゲームの骨組みが完成した段階で、
最初のステージだけが実装されている。今後アップデートにより随時プレイアブルキャラクターやステージ、装備品などのコンテンツを追加。2021年内の早期アクセス終了を目標に開発が進められ、正式リリース時には2倍程度の定価にすることを予定しているそうだ。

早期アクセスが開始されたばかりなためか、キャラクターやBGMも含めて全体的に素朴な味わいで、まだまだ開発途上といった印象の本作。同ジャンルが好きで、本作の今後に期待したい方は早期アクセスに参加してみても良いかもしれない。『Mythic Dungeons』は、Steamにて早期アクセス配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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