『ポケットモンスター ソード・シールド』不正操作・迷惑行為を行うプレイヤーへ対する厳しい対応が発表。横行する「切断バグ」への対処か

株式会社ポケモンは4月8日、『ポケットモンスター ソード・シールド』にて、不正操作・迷惑行為を行うプレイヤーへの対応を発表した。調査の結果、ランクバトル/インターネット大会で不正操作・迷惑行為を繰り返し行っていると確認された場合には、厳しい処罰が下される。

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同社がサポートサイト上で公開したお知らせによると、現在バトルスタジアムのランクバトル/インターネット大会において、一部のプレイヤーが通信を故意に切断し、対戦成績を不正に操作しているという。今回の発表は、こうした迷惑行為を行う一部のプレイヤーへ向けた対応を発表するもの。

今後調査を行い、不正行為・迷惑行為を繰り返し行っていると確認された場合、ランクバトル/インターネット大会におけるランキングからの除外、ライブ大会などへの出場権の剥奪、『ポケットモンスター ソード・シールド』のインターネットを介する全コンテンツの一時的・永久的な停止といった対応が行われる場合がある。同社は、プレイヤーが安心してゲームを楽しめるよう、故意のインターネット切断行為による不正に対して監視を行い、継続的に対応していくという。

今回公式な対応が発表された「インターネット通信を故意に切断することによって対戦成績が不正に操作されている」現象とは、SNS上などで切断バグと呼ばれているものである。通常、『ポケットモンスター ソード・シールド』のランクバトルにおいて、対戦中にインターネットへの接続が切断されてしまった場合、その切断が故意か何らかのトラブルに依るものかに関わらず、切断を行った側のプレイヤーの負けとなり、ポイントも変動する。

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しかし、現在『ポケットモンスター ソード・シールド』では対戦中に特定の操作を行うと、切断にともなうポイントの減少を無効化できてしまう。この現象が通称切断バグであり、今回公式な対応が発表されたものだ。なお、類似の現象は『ポケットモンスター ソード・シールド』に限らず以前から発生しており、オンライン対戦機能のある作品ではしばしば見られる光景である。たとえば、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のオンラインマッチでは、不自然なラグの発生により勝敗が無効化され、世界戦闘力の変動が起こらないケースがたびたび見られる。

株式会社ポケモンが、不正操作・迷惑行為を行うプレイヤーへの対応を明らかにした背景には、『ポケットモンスター ソード・シールド』において切断バグが大きな影響を与えている事実があるのかもしれない。同作のランクバトルには階級があり、最上位のマスターボール級では、ランキングを賭けた戦いが繰り広げられている。切断バグを利用すると、負けてもポイントが下がらなくなり、当然上位が狙いやすくなる。そして、現在一部のランキング上位プレイヤーに対して切断バグ利用疑惑がかけられており、切断バグの利用が事実なら、多くの誠実なプレイヤーの誇りとモチベーションを損なうことに繋がるからだ。

Twitter上では、「1位に切断された」など多数の切断バグ被害報告に加えて、実際に切断バグを行っていたと自白するプレイヤーによる謝罪投稿も行われており、切断バグが横行していた事実が伺える。このような状況では、真っ当なプレイヤーはランクバトルをプレイするモチベーションを保つことが難しい。同社には早急な調査と対応、バグの修正が求められている。

一方ユーザーの間には、自ら健全な対戦環境を作りだそうという動きもあるようだ。Twitterユーザー@ohta_chi氏は、切断バグの対策として、外部ツールを使って自動マッチングとレートを導入するツールを試作中。マッチングすると相手の名前、レート、コメントなどとともに4桁のパスワードが表示され、これを入力することで対戦相手とのバトルが可能になる。アップデートによりバグが修正されることが最善ではあるものの、代替手段が登場すれば再び対戦に集中できることだろう。『ポケットモンスター ソード・シールド』は、Nintendo Switch向けに発売中。シリーズ初の拡張コンテンツ「鎧の孤島」は2020年6月末まで、「冠の雪原」は2020年秋に配信予定だ。

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