映画「ソニック・ザ・ムービー」ファンから批判されたソニックのデザインは、約2か月という超音速で修正された

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海外にて先行公開されている映画「ソニック・ザ・ムービー」。本作の発表時に披露された主人公ソニックのビジュアルは、世界中のゲームファンに親しまれている姿からまるでかけ離れていたため批判が殺到。結果的に映画の公開が延期され、キャラクターデザインをやり直すこととなったのは記憶に新しい。

当時のトレイラーでは、ソニックのデザインはもちろん、俳優陣の撮影もある程度まで進んでいることが伺え、そこから変更をおこなうとなると大変な作業となることが想像されたが、実際には7〜8週間でやり遂げたという。海外メディアfxguideが報じている。

*ソニック修正前のトレイラー

本作のソニックのデザイン変更にあたっては、『ソニックマニア』や『チームソニックレーシング』などのアニメーションパートを手がけた経験を持つイラストレーターTyson Hesse氏が招かれ指揮することに。同氏は、VFXチームの目の前で新生ソニックのコンセプトアートを描いて見せたという。

VFX監修を務めたMoving Picture CompanyのGed Wright氏によると、ソニックの旧デザインはまつ毛に至るまで仕上げられていた状態だったそうで、特に目の表現に関しては、すでにある素材を活かしながら新デザインへと修正していったとのこと。その目は大きな変更点のひとつ。ただ巨大化させているわけではなく、目玉の形を変え、さらに中央に寄って位置する左右の瞳が“寄り目”をしているように見えないように、ソニックらしいと感じられる最適なポジションを探っていったそうだ。

同じくソニックの全体のプロポーションも修正していく一方で、手足の長さについては変えないよう注意したという。これは、すでに撮影済みの映像との整合性を保ち、無駄にしないようにするためだ。そのほか、青い体毛の色についても調整。もともと1色で表現されていたが、部分的に異なる色を重ねることでソニックの表情・表現を際立たせている。

修正前のソニックは、実写映画として現実世界に溶け込ませるために、本物の動物であるようにデザインされていた。それと比べると、新たなデザインはさまざまな点で誇張表現が取り入れられている。Wright氏は、そうした表現はかえってシンプルであり、制作する上においても取り組みやすかったと振り返っている。

ソニックのデザイン修正にあたっては、監督のJeff Fowler氏も非常に協力的だったそうで、そうした環境と制作上のさまざまな工夫によって、7〜8週間という短期間で作業を終えることができたのかもしれない。制作を担当したMoving Picture Companyにとっては、3Dキャラクターデザインにかける期間として記録的な速さだったとのことである。

本作は、累計興行収入がアメリカでは公開10日目で1億ドル、全世界では2億ドルを突破。ゲームを原作とする映画として史上最高のオープニング成績(公開から3日間)を記録した上で、さらに史上歴代3位の「アングリーバード」の興収をも超えようかという勢いを見せている。映画オリジナルキャラクターとして、ソニックの幼少時代である「ベビーソニック」が登場する点でも注目の作品だ。

映画「ソニック・ザ・ムービー」は、日本では3月27日に公開予定。公開に向けては、ガンバ大阪やシェーキーズ、消防庁などとのタイアップ企画が実施されている。詳しくは公式サイトをチェックしてほしい。

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