『CoD:MW』で“たまごっち”風アイテム「トモグンチ」登場、販売開始。「活躍」を貪り戦場で成長する奇妙なペット

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パブリッシャーのActivisionは3月4日、『Call of Duty: Modern Warfare(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア)』向けのゲーム内アイテム「Tomogunchi(トモグンチ)」を発表し、アイテムショップでの販売を開始した。恐竜をテーマにしたチャームやコーリングカードなどと共に、1000CPにてバンドル購入できる。

トモグンチは、ロスウィン社が開発した腕時計型のデジタルペット育成ゲーム、という設定のコスメアイテムだ。ロードアウトにて腕時計アイテムとして装備することができるが、実際に育成ゲームとしても機能するという。これを装備して本作をプレイしていると、トモグンチのモノクロLCDには最初は卵が表示されており、試合を重ねる中でやがてトモグンチキャラクターが孵化。キャラクターは犬やパンダ、牛などさまざまな種類がおり、ランダムで出会えるようだ。

トモグンチの様子はエイム中に自然に映り込むほか、ウォッチアクションジェスチャーにて確認することも可能。トモグンチは、空腹だったり不機嫌だったり、あるいは乱暴になったり眠そうにしたりといった様子を見せることがあり、また逆に感情を表していない状態の時もある。特に感情を表現していない場合は、現状に満足していることを表しているという。

満足していない様子であれば、食べ物を与えて世話してあげる必要がある。本作でいう食べ物とは、キルや目標達成時のスコア、キルストリーク、そして試合での勝利のことである。プレイヤーの試合での活躍に直結していると言えそうだ。うまく面倒を見てあげられないと、幸せそうだったトモグンチはやがて悲しそうな表情を見せ、死んでしまうとのこと。

試合を通じて世話をしていく中で、トモグンチは赤ちゃんから子供、青年、そして大人へと成長していく。その成長スピードもまた試合での行動に結びついており、陣地のキャプチャやキルストリーク、爆弾設置、あるいは勝利時にトップ3に入ることで、ボーナスチャージと呼ばれるモニタ下部のメーターが上昇。これに応じて、通常よりも速くトモグンチが成長するという。ただし、上述した行動の内どれを好むのかは、トモグンチの種類によって異なるそうだ。また、試合中にウォッチアクションジェスチャーをしてトモグンチの様子を確認することでもボーナスチャージメーターが溜まる。

トモグンチは、その名前や機能から、1990年代にバンダイから発売され社会現象になるほど大ヒットしたデジタル携帯ペット「たまごっち」のパロディであることは想像に難くない。実際、これは開発者も認めており、本作の発売前からその実装を検討していることが明かされていた。開発元Infinity WardのデザインディレクターGeoff Smith氏によると、実際に機能する腕時計の実装自体は早い段階で実現しており、その上でフィットネス管理のできるスマートウォッチのようなものを追加しようと考えていた中で、たまごっち風のアイデアにたどり着いたとのことだ(Game Informer)。

トモグンチのトレイラーが公開されたYouTubeでは、兼ねてから噂されているバトルロイヤルモードWARZONEの発表を期待していたファンから落胆の声が上がり、トレイラーは好評の半数ほどの不評が投じられている状況。とはいえ、こうした遊び心ある機能を気に入ったファンもいるようで、興味のある方は試してみると良いだろう。

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