『LoL』2020シーズンもさらにコンテンツが充実。ClashローンチからTFTモバイル版まで

『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』を開発運営するRiot Gamesは、1月11日より6日間にわたって2020年の展開予告動画を公開した。ゲームプレイからリリース予定の新規コンテンツ、『LoL』のIPを活用したゲーム外展開まで、2020年もさまざまな動きが待ち受けている。特に注目したい新展開を見ていこう。

Clashがいよいよローンチへ。ランク戦の大幅な仕様変更はなし

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初日に公開された「ゲームプレイ&ランク戦」では、2019年終了時のゲームの現状と、2020年に向けての方針が発表されている。

最大の目玉は、最初の発表から2年越しで正式ローンチされるオンライントーナメント「Clash」だろう。これはフレンドと5人チームを組んで、週末に行われるトーナメントにオンラインで挑めるという新ゲームモードで、2018年半ば頃に発表とテストが行われた。しかし同時に多くの試合が行われるといったシステムが『LoL』では史上初の試みであったため、ローンチ当初のテスト開催では技術面での問題が大量噴出。その後社内での改善作業やテストを経て、2019年末に世界規模でグローバルベータが実施された結果、ようやく正式ローンチが見えてきた。チームランクの廃止以来根強く上がり続けていた「5人で競技的に遊べるモードを」という声に応えるべく開発されていたClashは、テスト開催を楽しんでいたプレイヤーも多く、大きな期待がかかっている。

2019シーズンのランク戦は、振り分け戦の仕様が変更されたり、3スプリット制が導入されたりと大きな変更があった。2020シーズンはこうした大きな仕様変更はないものの、2021シーズンへ向けての改善を目指していく、起承転結の「承」に当たる年になるようだ。

 

アニメーションからボードゲームまで多様なIP展開

2日目に公開された「ユニバース」は、2020年の『LoL』のIP展開についての告知動画だ。『LoL』から始まったファンタジー世界「ルーンテラ」やチャンピオン、派生タイトルであるDTCG『レジェンド・オブ・ルーンテラ』のキャラクターなど、Riot Gamesが保有するIP資産を活用し、ファンを喜ばせていく計画がてんこ盛りとなっている。

2020シーズンの物語展開は「アイオニア」地域に焦点を当てるという。アイオニアは魔力に恵まれ自然と調和する人々が生活するアジア風の地域で、人気の所属チャンピオンも多い。新規コンテンツのひとつ「Tales of Runeterra」はルーンテラ各地にスポットライトを当てた短編アニメーションシリーズだ。アイオニア編では人気チャンピオンとしてシェンとアカリが登場する一幕がお披露目された。

また、昨年12月に発表された「Riot Forge」発のシングルプレイヤーゲームである『The Ruined King』、『CONV/RGENCE』は年内リリース予定とも発表された。

 

『TFT』モバイル版が3月リリース予定。宇宙をテーマとしたセット3も開発中

昨年6月に発表され、誕生から間もないオートバトルジャンルを席巻した『チームファイト タクティクス(TFT)』。2020プレシーズンに合わせて、ゲームの全体共通テーマである「エレメントの目覚め」に合わせた「セット2」実装からもしばらく経った今も、今後に向けて積極的な開発を行っているようだ。

セット2は3月中旬に終了予定で、次の新しい「セット3」と入れ替わりになることも予告された。火や水といった「エレメント」を大きなテーマとして掲げたセット2に対し、セット3のテーマは「宇宙」になるようだ。今年も発表されたパッチスケジュールと照らし合わせると、セット3はおそらく3月18日実装の「パッチ10.6」から楽しめるようになるだろう。

そして、10周年イベントで予告されていた『TFT』モバイル版もついに3月リリースが告知されている。PC版との違いやクロスプラットフォームプレイの有無など、詳細はまだ不明だが、モバイル向けのUIの調整などが施される模様だ。

 

2020年のチャンピオンリワークは少なめ、イベントに合わせてさらなる新チャンピオンが続々登場

『LoL』における新規コンテンツの目玉といえばチャンピオンだ。4つめの動画となる「チャンピオン」では、新チャンピオン実装や既存チャンピオンのアップデートなどについて、2020年の見通しが語られている。

昨年行われたユーザー投票により、ビジュアルおよびゲームプレイのアップデート(VGU)が決定した「フィドルスティックス」と「ボリベア」。恐怖の動くカカシ「フィドルスティックス」については、核となるテーマの表現とスキルセットにおける恐怖を見直すアップデート作業が進行中 。極寒の地にて雷嵐を統べる熊神「ボリベア」は、さらに凶暴性を高める方向でデザインが公開された。VGUローンチパッチ以前にボリベアを入手した所有者全員に対し「畏怖の対象的スキン」を無料配布するといううれしい発表も行われている。今後のVGUについては、2021年のアップデート対象を選ぶべく再び投票を開催することも告知された。

新チャンピオン関連の発表としては、すでにユニバースに登場済みのキャラクターがチャンピオンとしてリリースされるという予告もあり、ユニバースファンの間では推測や予想が飛び交う楽しい状況になっている。夏の大型イベントでは「甘え上手な新ジャングラー」と「死を拒絶する仮面のチャンピオン」の2体を新しく実装するべく、鋭意制作中とのこと。

 

あらゆるプレイヤーの喜びを目指すスキンとイベント開発。実績システムのローンチも

最終日の1月16日朝に発表された「スキン&イベント」では、『LoL』の収益獲得手段である有料コンテンツ関連の予定が発表された。Riotが『LoL』で有料コンテンツの目標として掲げるのは大きく分けて「できるだけ多くのプレイヤーを喜ばせる」、「記憶に残るコンテンツを作る」の2つとなっている。

キャッチ―で人気の高いチャンピオンには短期間で複数スキンがリリースされるのに対し、使用人口が少なく人気が高くないチャンピオンの新スキンリリースは年単位で間隔が空いてしまうこともしばしばだった。人気が高くないチャンピオンに対して積極的にスキンを出していく方針は昨年より継続。一方で人気チャンピオンの新スキン開発はビジネスとしての『LoL』にとって大切な収益源であり、売れ行きが悪い不人気チャンピオンのスキン制作を支えるものでもあるという事情にも言及しており、スキン開発に関してコミュニティの理解を求める姿勢を示している。

昨年発表された実績システム「エターナル」についても、今年前半にローンチを予定していると発表された。当初全てが有料コンテンツと発表されてコミュニティから大きな非難を浴びたことから、一部のエターナルについては「ブルーエッセンス」でも入手できるなど、改善が施されている。実績内容についても、プレイヤーからのフィードバックを受けて、各チャンピオンにユニークな達成感のあるものを制作中とのこと。

大規模イベントも昨年不評だった部分である、ミッションの多様性やイベントパスの改善を継続。特に「記憶に残る新しい体験を作る」という視点から、大規模イベントでは必ず期間限定ゲームモードの開放を行うとも宣言された。本日より開幕した「三国武神イベント」ではARURFがすでに開放されており、今年前半のイベントではワンフォーオールが開放予定とのことである。

 

2020年のプレステージスキンなど、次々に発表される今後の新コンテンツ

以上の予告動画にくわえて、2020年前半にリリース予定のプレステージスキンとその入手方法についても、公式発表が行われている。期間限定で購入可能なプレステージエディションスキンは、高額課金やイベントでのプレイ実績を示すためのコンテンツとして2018年より導入された特殊コンテンツだった。しかしその高額さやイベントでの入手にかかるゲームのプレイ時間の長さが大きな批判にさらされ、2020年からは全体的に入手難易度が緩和する方向での変更を施されている。

また、今回の予告には出ていない新規コンテンツも続々と開発・制作を進めているとのこと。2019年に10周年を迎えた『LoL』にとって、2020年は「次の10年」の始まりの年。『LoL』そのものの充実。複数タイトルへのIP拡張、物語世界の広がり。どれもが既存ファンと新規ファンの両方にとって、多角的な魅力あるコンテンツになっていくのだろう。

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