Nintendo Switch用コントローラー「MULTI:PLAYCON」海外周辺機器メーカーが発表。マルチプレイ向けをうたい、最大16台同時接続可能

Nintendo Switch用コントローラー「MULTI:PLAYCON」海外周辺機器メーカーが発表。「MULTI:PLAYCON」は、マルチプレイ向けをうたう、最大16台同時接続可能なワイヤレスコントローラーである。

ドイツに拠点を置くゲーム周辺機器メーカーsnakebyteは1月8日、Nintendo Switch用ワイヤレスコントローラー「MULTI:PLAYCON」を発表した。ブルー/オレンジとブラック/グレーの2種類が販売され、それぞれコントローラーが2個セットになっている。価格は34.99ユーロ(約4250円)。

MULTI:PLAYCONは、Nintendo SwitchおよびNintendo Switch Liteにてローカルマルチプレイを楽しむ際に、Joy-Conの代わりとして利用できるコントローラーとして開発された。具体的な外形寸法は未公表だが、Joy-Conよりもサイズが大きいため、より快適なゲーム体験を楽しめるとしている。十字キーは搭載せず、アナログスティックはひとつだけ。またバンパー部はSR/SLボタンのみ。つまり本製品は、Joy-Conを取り外して横持ちするスタイルを想定したコントローラーということだ。

コントローラー内にはマイクロモーターによる振動機能を搭載。また、内蔵バッテリーによる充電式を採用する。スペックは不明で、急速充電と長時間プレイを提供するとだけ案内されている。Bluetoothによる接続範囲は最大7mで、最大16台までのMULTI:PLAYCONを1台のNintendo Switch本体に同時接続できるという。現時点でローカルでの16人対戦に対応するタイトルは存在しないように思うが、6人や8人の多人数で楽しめる作品は複数ある。

開発・販売元snakebyteは、MULTI:PLAYCONの利用に向いているタイトルとしては『マリオカート8 デラックス』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『Overcooked 2』などのほか、Nintendo Switch Online加入者向けに無料配信されているファミコン・スーパーファミコンのクラシックタイトルのプレイにも最適だろうとしている。なお、左右両方のJoy-Conを必要とするタイトル、つまり十字キーなどボタン類をフルに使うゲームでは利用できない場合があるとのこと。

Nintendo Switch用コントローラーは、さまざまなメーカーから数多くの種類が販売されているが、Proコントローラーの代わりになるような本格的なものがほとんどで、MULTI:PLAYCONのようにJoy-Conを横持ちするスタイルを採用するコントローラーは珍しい。似たコンセプトの製品にはNYKOの「Dualies」があり、Joy-Conはサイズが小さすぎると感じているプレイヤーに重宝されているようだ。MULTI:PLAYCONもそうした需要を狙ったのかもしれない。

MULTI:PLAYCONは、snakebyteの公式サイトやドイツAmazonなどで販売中。なお、本製品は任天堂の公式ライセンス商品ではないこと、またBluetoothについて日本の技適を取得しているかどうかは不明な点は留意しておきたい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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