Nintendo Switch版『ウィッチャー3』の“カスタマイズ”が水面下で活発。グラフィック設定変更や60fps化などやりたい放題

Nintendo Switch向けに10月17日に発売された『ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション』。ハイエンドのAAAオープンワールドRPGがNintendo Switchに移植されるとあって、発表時には驚きをもって受け止められたが、メディアやプレイヤーからは高い評価を獲得する結果となった(Metacritic)。

膨大なゲーム体験をすべて詰め込んで移植された一方で、グラフィック面ではトレードオフがおこなわれている。海外メディアDigital Foundryの解析では、PC版のグラフィック設定プリセットでのもっとも低い程度までグラフィック品質が落とされたうえで、上限30fpsの可変フレームレート。解像度も可変で、ドックに挿した状態で最大720p、携帯モードでは最大540pだったとしている。ただ、Nintendo SwitchのMOD(改造)コミュニティでは、本作のグラフィック品質を引き上げる方法が発見されたとして話題になっているようだ。

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ほかの多くのゲーム機と同じように、Nintendo Switchでも本体の改造がおこなわれ、たとえばオーバークロックしたり、自作アプリを実行したりといった活動が見られる。そうしたMODコミュニティのひとつGBAtempでは、Nintendo Switch版『ウィッチャー3』にPC版のグラフィック設定ファイルを移植できたと報告。Nintendo Switch版には通常存在しない、モーションブラーやアンチエイリアスなどの後処理設定画面へのアクセスが可能になったという。一部の設定項目については機能しないそうだが、上の映像では先鋭化や水品質の設定を変更し、実際にゲームプレイ画面に反映されていることが確認できる。

また、本作を60fpsで動作させることに成功したとも報告されている。それを実現するにあたっては、標準ではやや低めに抑えられているCPUとGPUのクロック周波数をオーバークロックすることと、解像度を可変ではなく固定することなどが挙げられている。オーバークロックした状態であれば、上述の後処理設定画面にて最大fpsの設定を無制限にするだけでも30fpsを超えることが可能だが、解像度をあえて低めに固定することで、PS4/Xbox One版でも実現していない60fpsに到達できるということのようだ。

Nintendo Switch版『ウィッチャー3』の移植は、『World War Z』などを手がけ、『Call of Cthulhu』や『Vampyr』のNintendo Switchへの移植を担当した実績のあるデベロッパーSaber Interactiveが、CD Projekt Redの協力を得ながらおこなった。その開発には、オリジナル版と同じREDengine 3が使用されたそうだが、PC版の設定ファイルを移植すれば実際に機能するというのは興味深い。

ただ、Nintendo Switch本体の改造はおいそれと手を出すべきものではなく、もちろん本体の保証も切れてしまう。オーバークロックすればバッテリー消費に影響し、発熱の問題もあるだろう。Redditでは、プレイヤーに選択肢を提供すべく、後処理設定画面へのアクセスを公式に提供してほしいとCD Projekt Redに求める声も聞かれるが、さまざまなバランスを考慮して固めた仕様であろうため、なかなか難しいかもしれない。

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