『Terraria』国内PS4/モバイル版に1.3アップデートがやってくる。スパイク・チュンソフトから3年越しの吉報


スパイク・チュンソフトは9月6日、同社が国内販売を手がける『Terraria(テラリア)』について、PS4/iOS/Android向けにバージョン1.3を配信すると発表した。2019年内に配信されるという。バージョン1.3は今から3年前となる2016年11月に国内向けの実装が予告されたコンテンツ。約3年の時を経てついに配信されることになる。

『Terraria』は2D型のサンドボックスゲーム。プレイヤーは最低限のツールを持ち、採掘や採取などを繰り返し、広大な世界を探索していく。建築要素も充実しているが、探索や戦闘も楽しいタイトルになっており、数多くの装備品やバイオーム、イベント、そして強敵がプレイヤーを待ち受ける。『マインクラフト』の2D版としばしば表現されるが、また異なる魅力を持つ作品である。

バージョン1.3は、厳密には1.3.0.1として導入された大型アップデート。PC向けには2015年11月に実装された。大量のアイテムとNPC、ボスやイベントを導入する内容となっているほか、エキスパートモードを追加。既存のインタフェースやメカニズムにもがっつり手が加えられている。追加されるアイテムの数は800を超える、極めて規模の大きい無料アップデートであった。

PCおよび海外ユーザーはそうしたコンテンツを楽しむ中、国内販売を担当するスパイク・チュンソフトは、沈黙を続けており、国内PS4/モバイルアップデートは半ば“見捨てられた”状態にあるということで、公式には不平や不満が寄せられていた。バージョン1.2まではフォローされていたアップデートが1.3で止まっていたことについては、スパイク・チュンソフトは詳しくも申し上げられないとしているものの、原因は解消したという。また同様の現象は起こさないと誓っている。なお、PS3/PS Vita/Wii U/ニンテンドー3DS版は、1.3に対応されない。これは海外の本家自体がそのような方針をとっているからである。

なお『Terraria』においては、事実上の1.4アップデートである「Journey’s End」が今年6月に発表されている。800個以上の新アイテム、「Void Vault」と呼ばれる新しい独立したインベントリの追加、Expert Modeを超えるMaster Modeの追加などが予定されている(関連記事)。スパイク・チュンソフトが「Journey’s End」までフォローするとなれば、PS4/モバイル版は1.3と1.4でさらに膨大なコンテンツが楽しめるだろう。進化を続ける『Terraria』に関連した、今後の海外/国内アナウンスを楽しみにしておこう。