『CODE VEIN』体験版が紆余曲折経て配信開始。「らしさ」を追求しアイデンティティを確立する高難易度アクション

バンダイナムコエンターテインメントは9月3日、ドラマティック探索アクションRPG『CODE VEIN』の体験版をPlayStation 4、並びにXbox One向けに配信開始した。なお、製品版の発売予定日は9月26日。価格はパッケージ版、DL版どちらも同じく8200円(税別)となっている。作中資料やフィギュアなど特典が多数同梱する少数限定版も13800円(税別)で同日発売予定だ。

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『CODE VEIN』は、とある経緯の元成立した赤い瘴気が覆う吸血鬼社会を舞台に据えた探索型アクションRPG。プレイヤーは記憶を失った1人の吸血鬼(レヴナント)として、自らの生存と世界崩壊の真相を目指すべく、志を同じくする仲間とともに、文字通り血で血を洗う旅路を繰り広げていく。昨年の発売予定日発表からクオリティアップのための延期を経て、ようやく発売されるという経緯を持っている。

本作は高難易度アクションRPGを謳っており、例のごとく行動制限を強いるSTゲージの設置はもちろん、回数制限のある回復アイテムや、一撃一撃が重い敵の存在など、すでにお馴染みとなった「高難易度アクション」のシステムフォーマットを作品の中に引き継いでいる。しかし決して単なる焼き増し、紋切り型の再生産に陥ってはおらず、「ブラッドコード」と軸とする独自のカスタマイズ要素、吸血攻撃、そして「バディ」の存在により、自らのアイデンティティを確立している。

プレイヤーは敵を薙ぎ倒すアクションを設定するにあたり、先ず「ブラッドコード」を装着することができる。ブラッドコードは言わば戦法の型であり、基礎の部分と言っていいだろう。本作にはRPGの要素としてステータスシステムが備わっているが、装着するブラッドコードによってその値は大きく変動する。物理攻撃型のコードであれば、そのまま物理攻撃力偏重の数値になり、支援型であれば、回避やスタミナ関連の値が伸びる。本作の武器はステータスの値によって装備の可否が決定するため、身につけるブラッドコードの選択は即ち武器の選択と同義である。

また各ブラッドコードには、敵から吸血した血を用いて使用できる「錬血」というスキル群が設定されている。その内容は「一時的に攻撃力を上げる」ものや、「自らの体力を仲間に分け与える」ものなどさまざま。錬血は使い続けることで熟練度を高めることができ、最終的にはブラッドコードの枠を越えて装備することが可能となる(装備の可否は武器と同様ステータスによって決定される)。
ブラッドコードを軸に武器やスキルを組み合わせ、自らの理想のキャラクターを作り上げていくことこそ、『CODE VEIN』ならではの醍醐味であると言える。

主人公と旅路を共にするバディ(ストーリー上のキャラクター達)は、積極的な敵の排除やピンチに陥ったプレイヤーを回復してくれるというだけでなく、見逃しているフィールドギミックの存在の提示や「心折れるな」といったバディ毎に異なる叱咤激励の声をかけてくれる、バディの名に相応しい存在だ。同行するバディによってゲームの進行に微妙な変化が生まれ、このことは「ドラマティック探索アクションRPG」という表題をものの見事に体現している。

この度配信された体験版では、本編の序盤からダンジョン探索を通じ、最初のボス戦までを楽しむことができる。なぜ吸血鬼社会が誕生したのかといった作品の世界観説明が一通りなされる内容となっている。そしてクリア後には拠点でのさらなるカスタマイズを通じて、本編以上の難易度を誇るダンジョンにも挑戦可能だ。

筆者自身のプレイフィールとしては、先ずその絶妙な難易度調整が非常に気に入った。全体的に登場する敵の予備動作が大きいため、挑戦を繰り返していればいずれ突破できるようにデザインされている。バディによる「諦めるな」という声援のおかげもあるだろう。操作に関してはコンフィグが可能であるため気にならない。武器ごとによる難易度の差というのも特に感じられなかった。

キャラクタークリエイションでガスマスクやアクセサリを細かく設定できる作品は珍しい

物語の屋台骨となる街やダンジョンといった世界にまつわるビジュアルに関しては、キャラクターを始めとする国内アニメ的な部分に、ガスマスクやメタリックなアクセサリといった、洋を意識したリアルな質感を持つ細かなアクセントが同居するデザインが美しい。巧妙なシェーダリング技術によって綺羅びやかに輝く風景は、一見相反する要素が同居し奇妙に映るが、調和という面では決して損なわれておらず、本作の「らしさ」を表現する上で大きな役割を果たしている。

ちなみに、今回の体験版で作成したキャラクターのビジュアルに纏わるカスタマイズデータに関しては、本編へ引き継ぎできるよう準備を進めているとのこと。製品版の購入を検討している方は是非、この機会に体験版を試してみてはいかがだろうか。『CODE VEIN』は9月26日発売予定だ。

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