『Fallout New Vegas』開発元が手がけるSF RPG『ザ・アウターワールド』Nintendo Switch版発表。日本でも海外と同時発売へ


大手パブリッシャーTake-Two Interactiveのインディーゲーム専門レーベルPrivate Divisionは7月30日、『The Outer Worlds(ザ・アウターワールド)』のNintendo Switch版を発表した。本作は、『Fallout New Vegas』などの開発元として知られるObsidian Entertainmentが手がける、SF世界を舞台にする一人称視点のシングルプレイRPGだ。

本作は日本語に対応し、日本でも海外と同時発売予定。Nintendo Switch版は、これまでに発表されていたPC/PlayStation 4/Xbox One版の後にリリースするとのことで、具体的な発売時期は未定である。

『The Outer Worlds』の舞台となるのは、銀河の最果てに位置するコロニー「Halcyon(ハルシオン)」。ふたつの惑星にまたがるこのコロニーでは、とある企業の重役たちによってあらゆるものが支配されており、入植者の宇宙船にてこの地にたどり着いたプレイヤーは、コロニーの破壊を目論む巨大な陰謀に巻き込まれていく。

プレイヤーは拠点となる自らの宇宙船を入手でき、そことコロニーとを行き来しながら探索やクエストをこなし物語を進めていく。その過程ではNPCを自らのクルーに引き入れることも可能。それぞれ固有のアビリティを持っており、フィールドには2人まで一緒に連れていくことができる。敵やモンスターとのバトルに加勢してくれるほか、NPCとの会話などに介入してくることも。クルーは何らかの目的を持って仲間になることを希望してくるため、プレイヤーはそれに協力するのか、あるいは自らの目的のために利用するのか選択することになる。

本作には、このほかにも数多くの選択が用意されており、自由度の高さを特徴のひとつとしている。クエストをどのように攻略するのかもプレイヤー次第。そして、プレイヤーの選択はゲーム内の勢力などに影響を与えたり、ひいては物語の展開やエンディングまで変化していくという。

本作の特徴的なシステムとしては、「欠点」というものもある。ゲーム内でのプレイヤーの行動はすべてトラッキングされており、たとえば特定のモンスターの攻撃など、プレイヤーが不得手にしていることが確認されると、それが恐怖症という形でキャラクターの欠点となる。欠点そのものはプレイヤーに不利に働くが、一方でPerkを追加で得ることができ、結果的にユニークなキャラクターを生み出すシステムとなっている。

今回発表された『The Outer Worlds』のNintendo Switch版は、Virtuos社と協力することで実現したという。同社は数多くのAAAタイトルへの開発協力をおこなっているデベロッパーで、Nintendo Switchへの移植としては『FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster』などの実績がある。

なお、本作のPC/PS4/Xbox One版は10月25日に先行して発売予定。PC/Xbox One版は国内でもすでに予約受付を開始しており、PC版はEpic GamesストアとMicrosoft Storeにて販売される。Steamでは1年後にリリースするとのことだ。