『Jumanji: The Video Game』海外向けに11月発売決定。呪いのゲームを、命をかけてクリアする冒険映画作品がゲーム化

 

バンダイナムコエンターテインメントヨーロッパは6月5日、アクションアドベンチャーゲーム『Jumanji: The Video Game』を海外向けに発売することを発表した。発売日は11月16日を予定している。また、対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox One及びPC(Steam)が予定されている。

本作は、1985年に発売された絵本「ジュマンジ」(クリス・ヴァン・オールズバーグ著)を原作に据えた、人気映画タイトル「Jumanji」シリーズのゲーム化作品。1995年にジョー・ジョンストン監督による初作が放映され、2018年にはリブート及び続編として20年後を舞台にした「Jumanji: Welcome to the Jungle」が日本国内含め公開された。こちらはジェイク・カスダン氏が監督を務め、世界興行収入としては9億を超えるヒット作となったことで知られている。また、初作を元にしたアニメシリーズが1996年から1999年にかけて米国で製作、放送されていた。

劇場版の大まかなあらすじとしては初作、続編ともに、ジャングルで大冒険を繰り広げるゲーム「Jumanji」の中に取り込まれてしまった主人公達が、現実世界への帰還を果たすべく、命をかけたゲームクリアへ挑むというものである。しかし物語の鍵となる「Jumanji」の姿が、初作では駒を使用するボードゲーム、続編ではビデオゲームカセットになっていることをはじめ、作品によって異なる主人公達のバックボーンから生まれるドラマなど、2つの作品それぞれちがった魅力が備わっている。

そしてこの度テレビゲーム作品として発売される『Jumanji: The Video Game』に関してだが、ビデオゲームという名を冠した表題と主人公4人のキャラクター名ならびにビジュアルよろしく、「Jumanji: Welcome to the Jungle」の世界観を元に制作されていることが推測される。現在までに公開されているゲームシステムとしては、最大4人でのオンライン及び画面分割でのマルチプレイが搭載されている点と、特定の条件を満たすと新たなステージが開放されていくという独自のレベルシステムが備わっているという点が挙げられる。

また映画同様に、鬱蒼と生い茂る密林や、宝と死の危険が眠る山々を冒険することになるということも、発表されたトレーラーから判明している。ダンジョンには行く手を阻むさまざまなギミックが待ち受けており、ブレイブストーン博士、ルビー、ムース、オベロン教授といった4人の異なる能力をもつキャラクターを如何に活かしていくかが目的達成のためのピースとなることだろう。

人間を飲み込む呪いのゲームとして登場した作品を現実の存在として今一度実際に遊ぶという奇妙な体験は、プレイヤーにどのようなインプレッションをもたらしてくれるのだろうか。国内版発売含め、今後新たな情報が解禁されることを期待したい。