宇宙探索アドベンチャー『Outer Wilds』5月30日に発売決定。太陽系最後の20分間がループするオープンワールド宇宙を冒険

 

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは5月21日、アメリカのインディースタジオMobius Digitalが手がける宇宙探索アドベンチャーゲーム『Outer Wilds』のローンチトレイラーを公開し、5月30日に発売すると発表した。プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)および海外Xbox One。Epic Gamesストアでは6月13日までメガセールを実施しており、本作も対象となっているため、1000円引きの1580円で予約購入できる。発売から1年後に同作が発売されるSteamストアページでは、日本語対応の表記が確認できる。

『Outer Wilds』の世界では、太陽系最後の20分間を繰り返すタイムループが発生しており、プレイヤーは設立間もないスペースプログラムOuter Wilds Venturesのメンバーとして、オープンワールドの宇宙を舞台に繰り返し冒険する。本作の太陽系にはさまざまな惑星や衛星、また時空に隠されたロケーションが存在し、時間と共にその姿を変える。そのためプレイヤーが何を発見できるのかは、どこを訪れるかだけではなく、いつ訪れるかによって変わってくるという。地下都市が存在する惑星でも、タイミングによっては砂に埋まってしまっているかもしれない。あるいは、衛星の噴火活動によって降ってくる隕石により姿を変えゆく惑星もあるようだ。

プレイヤーの最終的な目標は、タイムループの謎を解くこと。なぜ20分ごとに宇宙はリセットされるのか。なぜプレイヤーだけがその事実を認識できているのか。そして、このタイムループは止めることができるのか。その答えは、太陽系のさまざまな惑星に断片的に隠されており、ひとつ見つけるたびに新たな疑問が浮かび、次なる目的地へと導いていく。その過程では、古代遺跡にて失われた文明の謎に触れたり、危険な超自然現象に遭遇することもあるという。また、Dark Brambleと呼ばれる太陽系でもっとも危険だとされる惑星が存在し、そのコア部分にもなにか大きな謎が隠されているそうだ。

本作は、国立公園の散策と、危険に満ちた暗い宇宙という少し普通ではない組み合わせをインスピレーションに制作されたとのこと。プレイヤーは、冒険に欠かせない宇宙船やジェットパックのほか、事前調査や写真撮影などをおこなうガジェットや、謎の音声信号を追跡したり、遠くからランドマークを捉えるシグナルスコープなどを装備。こうしたツールを活用し暗号を解読するなどしながら、酸素レベルにも注意を払いつつ惑星を探索し、タイムループの謎に迫るのだ。

開発元Mobius Digitalは、ILM社のVFXアーティストであり、米テレビドラマ「HEROES」への出演を果たしたことなどで知られるマシ・オカ氏が設立したスタジオだ。『Outer Wilds』は、ゲーム専門クラウドファンディングサイトFigにて資金を獲得することに成功し、3年以上にわたって開発が進められてきた作品だ。なお、冒頭で述べたとおり本作のPC版はEpic Gamesストアにて販売される。ただ、FigではSteamを対象プラットフォームとしていたため、出資者からは不満の声が寄せられることとなってしまった(関連記事)。同スタジオは、出資者にはひとまずEpic Gamesストア用のキーを提供し、時限独占が明けSteamでリリースされる際にはSteamキーも提供すると案内している。