『We Happy Few』無料アップデートにより、本編とは逆の立場の警官として遊ぶナイトウォッチモードが追加。サバイバルやサンドボックスも

 

Compulsion Games/Gearbox Publishingは3月25日、『We Happy Few』の最新アップデート1.7の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/UWP)およびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。本作では、2015年に実施されたKickstarterキャンペーン中に、ストーリーにとらわれずに遊べる「Sandbox Mode」と、麻薬に溺れたウェリントン・ウェルズの住民としてプレイする「Wellie Mode」が追加コンテンツとして配信されると約束されていた。今回配信されたのが、まさしくその約束されていたコンテンツである。

本作は2018年8月、PC/Xbox One/PlayStation 4向けに正式リリースされた一人称視点のサバイバル・アドベンチャーゲーム(日本語対応有)。精神を高揚させる麻薬「ジョイ」により偽りの幸福に支配された、1960年代イギリスのレトロフューチャーな都市ウェリントン・ウェルズからの脱出を試みる、3人のキャラクターの物語が描かれる。麻薬に溺れたウェリントン・ウェルズの住民や警官と戦いながら、もしくは自らジョイを服用して偽りの世界に溶け込みながら脱出方法を探しつつ、同時に町に隠された危険な秘密も暴いていく。

※2018年8月に公開されたローンチ・トレイラー

最新アップデートの目玉となる新ゲームモードは3つ。「サバイバル」「サンドボックス」「ナイトウォッチ」である。それぞれ『We Happy Few』の異なる要素に焦点を当てたコンテンツだ。サバイバルモードでは本作の物語部分が抜かれており、その名のとおり本作のサバイバル要素を存分に楽しむことができる。空腹や喉の渇きといったパラメータの管理が厳しかった、早期アクセス時代の『We Happy Few』を好むプレイヤー向けのコンテンツとのことだ。過酷なウェリントン・ウェルズで生き延びるためにも、ステルス、クラフト、そして戦闘スキルをフル活用せねばならない。目的は一日でも長く生存することであり、生存時間によってスコアが上がっていく。島から脱出する方法も用意されているという。

サンドボックスモードは、物語や目標を気にせず、自由気ままに遊べるゲームモード。さまざまなチートを有効化したり、本作の自動生成システムやゲームプレイ要素についていろいろと実験したりしながら遊ぶことが可能だ。そして最後のナイトウォッチモードは、警察官(ボビー)のConstable Constableとしてプレイするゲームモードである。ややこしいが、Constableという名前のConstable(警察官)を意味している。夜間パトロールにより麻薬「ジョイ」の摂取を止めてしまったダウナーたちを懲らしめつつ、自身のジョイの効果が切れないよう定期的に薬を摂取していくことになる。日数を重ねるごとに町に流れ込むダウナーの数が増え、どんどん難しくなっていくという。こちらは本作の戦闘要素にフォーカスしたコンテンツだ。

そのほかアップデート1.7では、無数のバグ修正および改善が適用されている。なお『We Happy Few』では有料のシーズンパスが別途販売されており、計3つのDLCが配信されていく予定。1つ目のDLCの情報は近日中に公開されるとのことだ。