「作りかけのコース」を走るぐだぐだ車アクション『Fromto』PCおよび海外Nintendo Switch向けに発表

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パブリッシャーHeadup Gamesは2月18日、『Fromto』を発表した。発売時期は2019年第2四半期で、対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch。海外向けの発表であるが、Headup Gamesはこれまで『Earth Atlantis』や『Slime-san』といったNintendo Switchタイトルを国内発売していることから、同作が国内で販売される可能性は十分にありそうだ。

『Fromto』は、Studio Eriksonが手がける横スクロール型の車アクションゲーム。ほかのプレイヤーとともに、ターン制の交代でコースのゴールを目指していくことになる。ただし、これらのコースは未完成で作りかけ。すべてのプレイヤーが失敗してしまった際には、協力してコースを修正しなければならない。順番交代でコースを進むパートと、全員一斉にコースに手を加えるエディットパートという形になるようだ。

一方で他のプレイヤーが気持ちよく走れるコースを作っているだけでは、先をこされ勝利することはできない。自分しか通れない隠しルートを作ったり、他ユーザーが走りづらい地形にしたりと知恵を働かせよう。作りかけのコースを調整しつつ、ゴールを目指すという一風変わったゲームなのだ。

コースエディットにて設置できるのは、地形だけでなく障害物など多岐にわたる。火や水を用いたものを含め、多彩なトラックパーツが存在している。単に邪魔するだけでなく、自分が楽しいと思えるコースを作るのもひとつのアイデアだろう。ボリューム的には、25以上のレベルが用意されている。ゲームプレイのルールについても、細かくセッティング可能。本作は最大4人までのキーボードおよびゲームパッドを用いたマルチプレイ(オンライン/オフライン)に対応しているほか、シングルプレイで向けのチャレンジも用意されているという。プレイの録画および再生機能やランキング機能もあり。ゲームを進めれば、車の種類や障害物などがアンロックされていく。

面白いのは、開発者のEriksonことErik Habets氏の子供が、本作のアートを手がけている点。Habets氏が10歳の時に描いていた絵をベースとしていたプロジェクト・コンセプトは、氏の子供に受け継がれた。5歳のNikiちゃんと2歳のJoepちゃんに描かせたアートは、“父親”のものを継承しながらも、氏の想像以上に生き生きとした絵になっているとのこと。子供の落書きのようなビジュアルが、本物の子供がそう描いていると考えると、なかなかユニークだろう。

『Fromto』は、PC(Steam)および海外Nintendo Switch向けに、2019年第2四半期に発売予定だ。

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