『DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)』体験版「プロトタイプオーダーズ」Nintendo Switch向けに配信開始


マーベラスは本日2月14日「プロトタイプオーダーズ」と題した『DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)』の体験版の配信をニンテンドーe-ショップにて開始した。配信期間は3月11日までとなっている。また、製品版を今夏発売予定であることも同時に明らかとなった。

『DAEMON X MACHINA』はマーベラスが送るハイスピードロボアクションゲーム。月の落下により崩壊した世界を復興するために活用されたAIロボットたちが自己進化を遂げ反乱を起こし始めた、人類の存亡が迫る世界を舞台に、人型の外部装甲「アーセナル」に搭乗し戦場を駆ける傭兵たちの物語を描く。対応プラットフォームはNintendo Switchを予定している。

本体験版にはストーリーの一部を体験できる4つの「オファーオーダー」、機体の簡単なカスタマイズができる「HANGER」が実装されており、プレイを通して製品版の大まかな概要を体験、確認することができるようになっている。

体験版はプレイヤーキャラクターのカスタマイズから始まり、速やかに操作方法を確認するチュートリアルへ移行する。両手両肩の武器を同時に用いたり、ブーストを吹かせることで瞬間的な高速移動が可能といった、全体的に本作のプロデューサーである佃健一郎氏らがかつて手がけた『アーマード・コア』シリーズを彷彿とさせる操作システムとなってはいる。だが、実際に体験版を遊んだ筆者の第一印象としては、ゲームスピードが落ち着いていることに加え、指の持ち運びが非常に楽なデザインとなっており、本作のようなロボアクションに慣れていないプレイヤーでも気負いせず気軽に3次元戦闘を楽しむことができるだろう。もしデフォルトの操作方法に難を感じるようであれば、オプションからボタン配置を自分の好きなように変更できるので、ぜひ試してみて欲しい。

ストーリーの一部を体験できる4つのオファーオーダーには、戦車や戦闘機といった小さな敵を相手にするものから、アーセナルを相手取る本格的な3次元戦闘、そして巨大なボス戦と、本作の旨味を一通り堪能することができるフルコースが用意されている。

ミッションの舞台となるステージには体力回復用ギミックが用意されている他、敵を破壊すると弾薬がドロップするなど、継戦しやすい工夫が随所に仕込まれており、一度機体を破壊されても人間として再び戦闘をこなすこともできる。難易度は4つとも高いものではなく、失敗しても多少の練習さえ積めばクリアできる内容と言っていいだろう。

ミッションには本作に登場するキャラクター達が必ず僚機としてプレイヤーに随伴してくれる。任務の合間に見せる本作の世界観を暗示するキャラクター同士のかけあいもこの体験版の魅力のひとつだ。

アーセナルのカスタマイズに関してはカラーリングの変更のほか、「アタッチメント」や「タイプ」の存在といった、体験版の時点で既に密度の濃いデータ群を確認することができ、製品版におけるアセンブリの拡張性を予感させる。またプレイヤー自身の外見や機能を改造できる施設も用意されている。

『DAEMON X MACHINA』は今夏発売予定。また現在、体験版を遊んだプレイヤーに対し、製品版の品質向上にむけたアンケートを3月18日まで公式HPにて実施中。プレイの中で湧いた疑問点改善点などをぜひ開発陣へ提案として送ってみて欲しい。