『Anthem』クリア後に楽しめる「エンドコンテンツ」はどのようなものになるのか?その内容が徐々に明らかに


Electronic Arts/BioWareが手がける『Anthem(アンセム)』のオープン体験版が、PC/PS4/Xbox Oneの各プラットフォームにて現在プレイ可能となっている。これに先立ってEAはプレスイベントを実施しており、この中で本作のエンドコンテンツ(エンドゲーム)についての情報が明らかになってきた。

本作では、プレイヤーはジャベリン・パイロットであるフリーランサーとなり、要塞都市フォート・タルシスを拠点に、ドミニオンと呼ばれる脅威に立ち向かうというストーリーが描かれる。そしてライブサービスとして運営する本作においては、この物語のエンディングを目にしたプレイヤーに、またゲームに帰ってきてプレイを続けてもらうようなコンテンツが用意されるという。たとえば、自由に世界を探索できる「フリープレイ」は引き続きプレイ可能。出くわした敵と戦い報酬を得たり、ギアを強化するための素材を発見することもある。

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4人のフルチームで挑む「ストロングホールド」もエンドコンテンツのひとつ。ストロングホールドは、敵の拠点に攻め入るような特に難易度の高いエリアでのバトルを特徴としており、その代わり攻略すれば報酬として強力な武器やギアが見つかる確率が高く設定されている。6種類あるレアリティの上位にあるマスターワークやレジェンダリーの装備を手に入れたいならぜひ挑戦したい。これまでには「The Temple of Scar(スカーズの神殿)」と「Tyrant Mine(タイラントの坑道)」が披露されており、それぞれ1時間程度のゲームプレイになるとのこと。本作の発売後には、定期的に新たなストロングホールドが配信されるのだろう。

ゲームを進める中では、フォート・タルシスにてさまざまな任務を請け負うことができ、こちらもエンドコンテンツとして「Legendary Contract(レジェンダリーコントラクト)」が用意される。ストロングホールドよりはコンパクトなミッションとなるが、やはりハイリスク・ハイリターンが特徴。そのひとつ「Threat Assessment」では、世界に散らばった「創造の奏具」を探し求めるという内容で、報酬としてマスターワーククラスのアイテムを入手できるとのこと(PCGamesN)。なお、レジェンダリーコントラクトはそう頻繁には出現しないそうで、通常の任務と合わせて楽しむことになりそうだ。

なお、現時点ではジャベリンのレベルキャップは30に設定されているようで、これに到達したプレイヤーは、難易度ハードのさらに上のグランドマスターを選択可能となる。グランドマスターはさらに3種類の難易度に分けられる。もちろん、高難易度であればあるほどレアなアイテムを入手できる可能性が高まるが、難易度によっては敵の体力や攻撃力が最大31倍にもなるという(Game Rant)。こうした高難易度への挑戦もエンドコンテンツのひとつと言えるだろう。

プレスイベントでは、製品版のフォート・タルシス内に実装される「Launch Bay」も披露された。これは最大16人のプレイヤーが集まれるソーシャルハブで、ジャベリンのカスタマイズから、デイリー・ウィークリーチャレンジを含むミッションの選択、そして遠征に向かうまでのひと通りの機能にアクセス可能。フォート・タルシスに点在する各施設もLaunch Bay内にまとめられており、Alliance Systemについてもここで確認できる。

開発元BioWareは、今回のオープン体験版配信に合わせAlliance SystemについてRedditにて説明している。プレイヤーはフレンドとAlliance(同盟)を組むことができ、フリープレイであれミッションやストロングホールドであれ、所属プレイヤーが遠征で得た経験値はAllianceに溜まっていく。必ずしも一緒にプレイする必要はなく個別の活動も同盟に還元され、その戦果によって毎週末にゲーム内通貨であるコインとして報酬として受け取れる仕組みだ。本作はソロでもプレイ可能だが、チームを組むことでより楽しめるゲームデザインを採用しており、このAlliance Systemはそれを促す要素として開発したのだという。また本作の発売後には、これとは別にGuildsの導入も計画しているとのこと。こちらはプレイスタイルなどが近いプレイヤー同士を引き合わせるシステムとなるようで、詳細は確定次第案内するとしている。

本作のオープン体験版は、2月4日にかけて実施中。『Anthem』は、PC/PS4/Xbox One向けに2月22日発売予定だ。