頭が金魚鉢のブリキロボット・メトロイドヴァニア『Feudal Alloy』Steamにて日本語対応で発売。国内Nintendo Switch版は後日


チェコのインディースタジオAttu Gamesは1月18日、『Feudal Alloy』をSteam(Windows/Mac/Linux)にて発売した。価格は1730円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、頭部に金魚鉢があり中で暮らしている金魚が操作しているという不思議なロボットが活躍する、メトロイドヴァニアスタイルのアクションRPGだ。なお、海外ではNintendo Switch版も発売中で、こちらは日本では後日発売予定。ちなみにNintendo Switchのホーム画面からは、本作の日本語タイトルは『ブリキの騎士』となることがうかがえる。

『Feudal Alloy』の主人公は、ロボット農夫のアッツ。彼は小さな村でヒマワリ農園を営む傍ら、退役ロボットたちの世話をしていた。彼の作ったヒマワリ油は、お年寄りロボットたちの錆びついた体に良いのだ。アッツは、世話をするロボットたちから異国の地や歴史に残る戦いなどについて話を聞き、いつか自分も旅をしたいと願うが、村の周りには危険な生き物が生息しており踏み切れずにいた。そんなある日、突然ロボット盗賊団が村を襲撃。貴重な物品と共に、ヒマワリ油をすべて盗んでいってしまう。そこでアッツは、退役ロボットたちの世話に欠かせないヒマワリ油を取り戻すため、勇気を振り絞って危険な旅に出る。

本作はサイドビューの2Dアクションとなっており、初期装備としてはお年寄りロボットから譲り受けた錆びた剣を持っている。これで敵ロボットを攻撃したり、木箱を破壊してアイテムを得たり、あるいは道を塞ぐバリケードを破るのだ。本作の特徴のひとつとしてオーバーヒートシステムがあり、剣を連続して振り続けるとメーターが上昇し、最終的にはクールダウンするまで剣が振れなくなってしまう。そのため、一度に多くの敵に相対する場合は、オーバーヒートしないよう立ち回ることが求められる。

また、ステージ内には高温のエリアが存在し、ここでは何もしなくてもオーバーヒート状態になってしまう。道中では、メーターが凍りついて一定時間オーバーヒートしなくなる冷却液を発見できることがあり、このアイテムを効果的に使用することも有効だろう。拾えるアイテムにはほかに、体力を回復させるオイル缶などもある。なお、体力は要所要所に設置されているセーブポイントでも回復可能だ。

登場する敵は、アッツを見つけると突進してきたり空を飛んできたり、あるいは武器を持って襲いかかってくるものもいる。最初は間合いを調整したり、ジャンプして飛び越したりしながら攻撃を叩き込んでいくことになるだろうが、ゲームを進める中では新たなアビリティのモジュールを入手し、たとえばダッシュで敵の背後に回り込むことも可能になる。そして、敵を倒すとコインやジャンクパーツをドロップし、このコインが本作でのお金となる。一方のジャンクパーツは経験値だ。

お金はマップ内に存在するショップで使用可能。オイル缶や冷却液のほか、剣では壊せないバリケードを破壊したり敵を攻撃するために利用できる爆弾や、アッツの装備品を購入できる。装備品の種類は、剣・腕・胴体・足・金魚鉢の頭部で、それぞれ攻撃力や防御力を高めたり、オイル(体力)のキャパシティやオーバーヒート温度を引き上げたり、あるいは冷却スピードをアップさせたりと、アッツの能力をアップグレードできる。また、装備することでアッツの見た目も変化する。本作ではマップを移動して戻ってくると敵が復活しているので、お金を稼ぐ手段には困らないだろう。

敵を倒してジャンクパーツを集め一定量に達するとレベルアップ。スキルツリーにて新たなスキルをひとつアンロックできる。スキルには、たとえば温度上昇量を減らしたり、ドロップしたアイテムを引き寄せたり、あるいは攻撃力を上げたり、高温エリアに耐えられるようになったりなどがある。

マップは地上や地下に入り組むように広がっており、敵を倒したり宝箱を開けたりしながら探索を進めていく。時には、ロボット盗賊団に奪われた、お年寄りロボットたちが大切にしていた品物を発見することもあるかもしれない。また、どのようにして通れば良いのか分からないルートに出くわすこともあるだろうが、新たなアイテムやスキルを入手したり、ボスを倒すことで道が拓けていく。最終的にはかなり広大なマップになるようで、キリのいいところでショップに戻り、アッツを強化してまた探索に赴くのだ。

『Feudal Alloy』は、スムーズな操作性と奥深いアップグレード要素により、手堅いメトロイドヴァニア・アクションに仕上がっている。また中世ヨーロッパをテーマにした世界観に、絵本のような手書きイラストのグラフィックが美しく、金魚が頭に暮らすブリキのロボットたちという点もユニークである。Nintendo Switch版の国内発売も控えており、こちらも楽しみに待ちたい。また今後は、PS4/Xbox One版のリリースも計画しているようである。