Steamの同時接続ユーザー数が1750万人を突破、時間によっては約16%のユーザーが『PUBG』を遊ぶ

 

PCプラットフォームSteamの同時接続ユーザー数が1750万人を突破した。同プラットフォームを運営するValveが公開している統計情報ページにて、その数字が確認できる。グラフを見てみると、11月25日の23時に1760万人のものユーザーがSteamにログインしていることがわかる。また翌日の26日の同時刻にも1755万人ものユーザー同時に接続していることが確認されている。Steamに関する情報を集積するデータベースサイトSteamDBのデータによると、このうちゲームを遊んでいるユーザーは約4割の670万人程度であったようだ。

Steamは2015年6月に同時接続ユーザー数1000万人を突破、その後順調に成長が進み今年の9月には1500万人まで到達していたことが報告されていた。12月を目前にして1700万人を突破したほか、1800万人の到達も目前の状態になる。今年の夏場から大きく数字を飛躍させていることがわかる。

プレイヤー数のランキングを見ていると、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)』が頭一つ抜けて遊ばれていることがわかる。Steamの同時接続ユーザー数1760万人であった11月25日の23時時点での、『PUBG』の同時接続ユーザー数は293万人(SteamDB)。約16%のユーザーが『PUBG』を遊んでいることになる。Steamの同時接続ユーザー数向上に著しく貢献しているタイトルのひとつであると言えるだろう。

『PUBG』に次ぐプレイヤー数としては、『Dota 2』『Counter-Strike: Global Offensive』『Team Fortress 2』とValveの看板タイトルが続く。『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』『Warframe』といったタイトルが上位に食い込んでおり、大型アップデートを実施した、もしくは控えたタイトルが人気を博していることがわかる。

pcgamesnなど複数メディアは夏場にかけての、同時接続ユーザー数の伸びにおいては『PUBG』による中国人プレイヤーの流入が影響していると考察する。先日Tencentは『PUBG』のおける中国の独占運営権を取得したことを報じられていた(関連記事)。Tencentといえば、中国向けには自社プラットフォーム「WeGame」を展開し、中国ユーザー向けに『ロケットリーグ』をFree to Play作品としてリリースしたうえで、同国のユーザーはSteamで『ロケットリーグ』を購入できなくするといった対応をとっていた。『PUBG』で同様の対応をとるならば、Steamの同時接続ユーザー数へ影響が出てくるかもしれない。