“90年代の日本風”コンビニ経営『inKONBINI: One Store. Many Stories』さっそく「非常に好評」スタート。商品並べて客と語らう、棚も心も整える“しみじみ夜勤”ナラティブゲーム

Nagai Industriesが4月30日に発売した『inKONBINI: One Store. Many Stories』が、さっそく好評を集めているようだ。

デベロッパーのNagai Industriesは4月30日、『inKONBINI: One Store. Many Stories』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2。PC Game Pass向けにも提供中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、ナラティブ重視のコンビニ経営シミュレーションゲームだ。舞台となるのは、1990年代初頭の日本をイメージした小さな町のコンビニエンスストア。プレイヤーは大学生の早川真琴となり、夏のあいだ同コンビニで働くことになる。商品の補充や棚の整理、発注といった業務をこなしながら、店を訪れる客たちと会話を重ね、それぞれの暮らしや物語に触れていく。

本作では酒や菓子、雑誌などの商品の補充・整理、店内の清掃や商品の発注といったコンビニでの勤務をおこなっていく。登場する商品にはそれぞれオリジナルの商品名が設定されており、詳細を確認することも可能。たとえばキノコ形の菓子「平成チョコキノコ」や、原宿ファッションをイメージした「原宿ソーダ」など、遊び心のある商品が並んでいる。そうした品々を棚にどう配置するかはプレイヤーにゆだねられており、来店客も陳列場所や商品に応じてさまざまな反応を見せる。

来店客とは会話を交わすことができ、プレイヤーの選択に応じて展開が分岐していく。なかには主人公と顔なじみの人物も登場し、会話を重ねることで、客の日々の暮らしや日課、さらには彼らが抱える秘密が明かされることもある。また、物語に関わるやり取りだけでなく、セール中の商品をおすすめするといったコンビニ業務らしい会話も可能だ。

1990年代を思わせるグラフィックも本作の特徴となっている。店内の壁には当時のアニメや風景を思わせるポスターが貼られ、店頭にはレバーを回すタイプのガチャガチャが置かれるなど、ノスタルジックな雰囲気が随所にちりばめられている。効率よく店を回すことだけを目的とするのではなく、棚を整え、客と言葉を交わしながら、どこか懐かしいコンビニでのひとときを味わえる作品となっているのだ。

本作は4月30日のリリース後に評価を集め、Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で317件中83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。商品を陳列したり、棚を整えたりしながら客や周囲の人々とのやり取りを重ねていくことで、地方のコンビニを舞台とする穏やかな空気感とそこで交わされる人々の物語を体験できることが評価につながっているようだ。コンビニ運営そのものはシンプルにまとめられているため、経営シミュレーションとしての奥行きやボリューム面に物足りなさを感じる声もあるが、全体的にはスローで心地よいナラティブ重視の作品として受け止められているかたちだ。

なお、本作は5月1日〜8日の期間限定でデモ版も公開されている。コンビニで交わされる小さな物語が気になった方は、ゴールデンウィーク期間中にプレイしてみてはいかがだろうか。

『inKONBINI: One Store. Many Stories』はPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2向けに配信中。Epic Gamesストア向けにも近日登場予定となっている。また、PC Game Pass向けにも提供されており、各ストアではリリース記念セールが実施中だ。詳細は各ストアページを確認されたい。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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