任天堂、ニンテンドースイッチの動画撮影機能の将来的な拡張を予定か。最大30秒は最大5分になると報道


先日10月19日の本体更新アップデートにより、ついにニンテンドースイッチにプレイ映像の動画保存機能が実装された。現時点で対象となるタイトルは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、 『マリオカート8 デラックス』、『ARMS』そして『スプラトゥーン2』の4本。また10月27日に発売される『スーパーマリオ オデッセイ』も対応するという。

一方で気になるのは、その録画時間だ。キャプチャーボタンを長押しすることで、押す前の30秒のプレイ映像を保存する仕様となっており、実質的に録画できる時間は30秒となる。ワンプレイをSNSで拡散するためにはちょうどよい機能であるが、もう少し長く動画を保存したいと思うユーザーも少なくないだろう。

こうした30秒制限は将来的に撤廃され、機能が拡張されるかもしれない。Kotakuがその詳細を報じている。Kotakuは複数の関係者から入手した証言によると、現在の最大30秒の仕様はサードパーティタイトルを含めた多くのゲームソフトをサポートするまでの限定的なものであるという。現在は、外部デベロッパーと協力して開発した任天堂タイトルを録画機能に対応させている段階のようだ。対応ソフトが増えれば1分、3分、5分といった時間のプレイ動画を保存できるようになる予定であるとのこと。

注目したいのはこれらの情報の出元だ。報じているKotakuメディアというより、書き手がLaura Kate Dale氏であるということ。Dale氏は任天堂関連の情報に強いジャーナリストだ。発売前からニンテンドースイッチの断片的なスペック情報や『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』の存在を明かすなど、一定の情報網のパイプを持つことで知られている。一方で「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の発売日が2017年6月に延期した、これを知ったことで任天堂からブラックリストに入れられてしまった」といった眉唾の報告をするなど、リーク数は多いがその的中率はそれほど高くない一面もある。

*昨年12月にニンテンドースイッチ独占タイトルとして公開され、全く続報のない『Seasons of Heave』については、第一報を報じながらデベロッパーは開発キットを持っていなかったとのちに釈明する苦い過去も。

ただ、今後対応タイトルが増えていくことは疑いないほか、巻き戻し型の動画撮影の仕様とストレージ問題は気になるものの、今後撮影時間が拡張される可能性は十分に考えられる。プレイ動画の保存機能が実装されたのはつい昨日のこと。今後の展開に期待しつつ、現在定められている30秒の中で内容の詰まった動画をSNSに投稿し、楽しんでいくことが賢明だろう。