インディースタジオPathea Gamesは『My Time At Portia』をSteamにて2018年1月に発売すると発表した。この発表にあわせて、Team 17と契約を結びニンテンドースイッチ/Xbox One版を発売することも告知している。もともと『My Time At Portia』はPC/PlayStation 4向けに発売することを明かしていたが、ほかのコンソール機向けにも展開していくようだ。
『My Time At Portia』は、『牧場物語』や『Stardew Valley』、『どうぶつの森』、『ダーククロニクル』や『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』といったタイトルの影響を受けながら開発されているアクションRPGだ。舞台となるのは、気持ちのよい風が吹く美しい街「Porita」。プレイヤーは町外れの工房を構えており、この工房を大きくしていくことになる。
プレイヤーは、野菜や果物の栽培をしてもいいし、動物を飼育してもいい。町の住民たちと仲良くなり恋仲になることも可能だ。本作の世界には広大なフィールドが存在しており、各所にはダンジョンも存在するので、冒険して工房を大きくすることに専念してみてもいいだろう。のんびり暮らすことも、慌ただしく忙しくプレイすることもでき、幅広い遊び方が用意されているわけだ。
Pathea Gamesは『My Time At Portia』のKickstarterキャンペーンを実施し、最終的に14万ドルを超える資金を獲得している。実はこのKickstarterキャンペーンの初期のストレッチゴールにニンテンドースイッチおよびXbox One版が組み込まれていた。目標額の3倍以上の資金を集めればこれらのコンソール版の発売が確定したが、Kickstarterキャンペーンはそう大きくは伸びきらず、Pathea Gamesは方向転換を試みる。最終的には、ストレッチゴールを達成できる範囲のものに変更しつつ、Team 17と提携することによりニンテンドースイッチおよびXbox One向けにも発売することを発表している。
二転三転があったものの、発売時期とパブリッシャーが決定し、コンソール向け展開も決まり、製品化へ大きく前進した形だ。2018年には似たテーマの『Re:Legend』、『Ooblets』の発売も控えており、スローライフ系のタイトルが存分に堪能できる年になりそうだ。ちなみに『My Time At Portia』は、日本語への対応も予定されている。