円形キーボード「Hunter 1.0」Kickstarterキャンペーンが成功、製品化へ大きく前進。左利き用も開発中

 

円形キーボード「Hunter 1.0」のKickstarterキャンペーンが成功を収めた。目標であった2万5000ドルを突破し、製品化へ大きく前進している。「Hunter 1.0」はコンパクトな円形キーボード。12のキーとスペースキー、そしてスティックが備えられているミニマルなデザインが特徴的だ。誤操作の防止と指の長さに適したデザインを考えたうえで、この円形の配置になったという。

本製品はビジネスなど幅広い用途に対応しているが、特にゲームをプレイすることを意識して開発されているようで、『オーバーウォッチ』や『Battlefield 4』といったFPSや、『リーグ・オブ・レジェンド』や『Dota 2』といったMOBA、『Need for Speed』のようなレースゲーム、『Fallout』シリーズのようなRPGにも対応している。

キーの軽さは50グラム、そして深さは1.5ミリとなっており、とっさにキーを押してもすぐに反応できるようになっている。12のキーとスティックはプログラムすることができる。自由に機能を割り当てることで、キーひとつからホットキーやマクロを組み込むことも可能。もちろん、組み合わせにより新たな機能を仕込むこともできる。キー自体の数は少ないながら、自由度は最大限に高められているわけだ。こうしたプログラムを実現するために特別なソフトウェアを提供する予定だという。

前回弊誌で報じた時から新たに登場した変更点としては、赤いデザインの製品と左利き用の製品がラインナップに加えられたことだろう。「Hunter 1.0 RED Custom」と呼ばれる新たなバージョンは、メタルを使った限定デザインとなっている。119ドルの投資をおこなったユーザーのみ手に入れることができる。左利き用は、製品発表当初から根強く求める声が存在しており、そうした要望に答える形で発表された。機能は右利き向けのものとまったく同じ。左利き用ユーザーの向けに右手でキーボードをさわれるようにデザインされている。

決して順風満帆とはいえなかったものの、無事にKickstarterキャンペーンが成功したことは喜ばしい。発売は2018年5月と少し先になっており、価格は未定。出荷は世界各国に対応しており、現在69ドル以上を出資すれば製品が手に入る。Kickstarterキャンペーンはあと残り2日となっているで、出資するにはラストチャンスだ。